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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

あなたの会社は繁盛していますか?

石田由香

世の中、たくさんの会社や商店が存在しています。
裏方の話ではありますが、旅行業をしている我が社。
お客様にに代わって、希望に合った宿泊先を探してご案内しています。

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世の中にたくさんの企業があると書きましたが、宿泊施設も同様に全国各地にたくさんあります。
そのたくさんの宿泊施設の中で、お客様のリクエストに合った旅館を手配させてもらっています。

金額はいくらまで

露天風呂があるところ

色浴衣があるところ

キッズ対応をしてくれる

などなど、お客様によってそのリクエストは様々です。
しかし、よほどの無茶ぶりを言わない限りは該当する旅館さんは複数出てきます。
その複数の旅館さんとやり取りをさせて頂く中で、経験を積めば積むほどわかってくることがあります。

「この旅館さんはいつ聞いても満室」だ
というところが中にはあるのです。

さすがに閑散期の平日だから空いてるでしょう!
と思って問い合わせをしてみたら、満室の回答がほぼ毎回のように返ってくる。
「空いてる」との回答が返ってきたら、「よく空いてたね~!」となり、お客様に「あなたは運がいい!」「ここで決めないと他のお客様で決まってしまいますよ!」
となり、まずお客様は予約をしてくれます。

そういう宿泊施設は、メディアで取り上げられる一年先まで予約が埋まっている有名旅館さんではなく、パッと見、他の近隣の旅館さんと比較してハイスペックだということはまずないです。
なのに、ほとんどの日が満室なのです。
うちの会社は全国のシェアで上位を占める、一部上場企業とかそんな大きい会社ではないです。
ごく田舎のごく小さな会社の一つです。

だから、うちの会社だけがその旅館さんを独占しているわけではないです。
だけど、数多ある全国の旅行社や個人のお客様かその宿泊施設で予約をするから満室になってしまうのです。
つまり、なんでかわからんけど たくさんのお客様から選ばれている旅館さんがあるのです。

逆の話をすると、世の中にたくさん存在する宿泊施設様。
「廃業」や「無期限の休業」となる旅館様も多いです。
ほとんどの宿泊施設様が、いついつから廃業しますね。と予告して廃業していくこともなく、通常通りに営業をし、つい最近も今まで何度も手配していた宿泊施設さんへ問い合わせをしたら、突然「おかけになったお電話はお客様のご都合でおつなぎできません」とアナウンスが流れ、ネットで調べたら「倒産」の情報が出ているのです。
本当に見事なくらい毎回「突然」です。

「無期限休業」もパターンが決まっていて、大抵は「大きな工事でしばらく休業をする」と説明は受けるのですが、決まって一年ほどたつと「湯快なんとか」とか、「大江戸なんとか」のグループとして全くコンセプトが変わった旅館さんとして再開していたりします。

本音の話をしますが、毎回「廃業」になった的な情報をキャッチする宿泊施設さんは「やっぱりね」と思えるところばかりです。
「ええっ!?なぜあんないいところが!?」と思える宿泊施設がそうなったという事例には、まだ出会っていません。

うちは小さい会社なので全国のあちこちの旅館さんを見学していて、どこもかしこも把握しているということはまずないです。
なので、ほとんどの旅館さんとの接触は、電話でのやり取りがほとんどです。
その電話からのわずかな情報だけで「倒産」と聞いて「やっぱりね」と思えるのです。

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ここから本題に向かっていきたいのですが、やはり「流行っている」ところと「流行っていない」ところから、にじみ出ている何かがあります。

流行っているところは、いつ電話をしても感じがいい。
少ないコール数で電話に出る。
書類の回答もすぐ来る。
ちょっとした質問にも、快く回答をくれる。
一人の人が感じがいいのではなく、いつどんな人が電話に出ても感じがいいのです。
そして「担当ではないので」と言う言葉は出てきません。

逆で言うと、倒産する旅館さんは
いつ誰が出ても、普通以下の対応です。
電話のコール数が多いどころか誰も出ない時がよくあります。
書類を送っても、催促をしないと返してこないし、しょっちゅう間違ってる。
ちょっと質問をしても、とても迷惑そうにされます。
その質問も「担当ではない」と言われる上に、担当者から折り返しの電話をすると言ってかなり待たされるどころか、かけてこないことすらあります。

電話の対応だけで繁盛したり、廃業になったりすることはないと思います。
でもその電話の対応は、その宿泊施設様の企業全体の体質や、従業員さんの仕事に対する姿勢そのものが普段の電話対応となって現れているのだと確信しています。
その結果が「倒産」に向かって進んでいっているのでしょう。

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そこで
あなたの会社は繁盛していますか?
というテーマの話になるのですが、ここまできて自社の電話応対はちゃんとできていますか?
と言う話になったらベタすぎるじゃないですか?

実は、私が言いたいのは
『あなた自身』という『会社』は繁盛していますか?
というところなのです。

会社で言うと、いつも感じが良くて、頼んだらすぐに対応してくれる。
つまり、問い合わせをしやすい雰囲気を作っている会社って繁盛しているよね~
となります。

じゃあ、個人単位での「繁盛」て何なのでしょうか?

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会社の中で言うと
何かのプロジェクトチームの一員に選ばれた際に、リーダーから歓迎されるのか、迷惑がられるのか?
チームのリーダーから人選をされる際に自分は選ばれるのか?
よく話しかけられますか?
よく誘われますか?

自分自身も
「一緒にいたい人」「一緒にいたくない人」
「一緒に組みたい人」「絶対に組みたくない人」
「質問しやすい人」「質問しにくい人」
「頼れる人」「頼りなさすぎる人」
「きちんとしている人」「いい加減な人」
色々選んでいることがあるはずです。

ピンと来ない人もいるかもしれませんが、わからないことを聞きたい時に周囲の人の中で「聞いたらウザそうにとれる人」に質問に行くことはよほどのことがない限りないはずです。
面倒な仕事を依頼しないといけない時、自分の中で「頼みやすい人」に依頼をしているはずです。
難しい相談をしたい際には、色々いる人の中で必要な条件に当てはまる人を選んでいるはずです。
知識の量やスキルだけでなく、口が堅そうとか、本音で言ってくれるとか、何かの理由で周囲の人の中からいつも誰かを選んでいるはずです。

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最近考えるのが、自分が普段避けているタイプ像があるように、自分もそのタイプ像に当てはまっていることってないだろうか?
いや、絶対にあるから気をつけるように。
と心がけています。

きのうがそうだったのですが、更年期に差し掛かり精神的に不安定になり、イライラが止められなくなりました。
良くない雰囲気を出していることで、周りに迷惑をかけていることはわかっているのだけど、自分でコントロールが利かなくなりみんなに「ごめんなさい」と思いながら暴走していました。
幸い、人間のできた仲間で構成されている会社なので村八分にされるとかそうこともなく、きっとみんなが我慢していてくれたのだと思います。
自分だったら、そんな人がいたら迷惑だと思うに決まってます。

繁盛している人とは、会社と同じでいつも周りに人が集まってきます。
自分は人から質問をされたり、話しかけられたりすることで自分の予定を崩されることを嫌うタイプなので、一人でいたい願望があるにはあるのですが、一人で何もかもができるわけではないです。
だから、この自分を気に入らないならそれでいいよ。
と思ってしまえばそれまでです。

そして、心のどこかで「良くないな」「変えた方がいいな」と思ってはいるものの、自分の習慣を変えるのって大変です。
気力と気合と決意と継続力が必要です。
だから、分っていながらも変えないことの「楽さ」を選んでいる人がほとんどではないでしょうか?

実際に、そんな考えをして倒産していく旅館さんをたくさん目にしてきています。

やはり「自分自身」と言う会社は繁盛した方がいいに決まっています。
そして、どうやったら繁盛するのかは繁盛店を見習って同じことをやればいいだけです。
そんなこと簡単なことじゃん。くらいの言い方をしていますが、長年培ってきた習慣を簡単に変えられないのはわかっています。
簡単に変えられたら苦労しないし。

しかし、そこで大変だしなかなか変われないから今のままでもしょうがない。
と思った諦めてしまうのか。

すぐにコロッと変われないかもしれないけど、その中でも努力を継続したらいつかは辿り着ける!と自分を信じて努力を継続していくのか。

どっちに行くのかを、誰かが決めてくれるわけではないです。
決めているのは結局自分です。
今まで無意識に、変えないことを選んできたから今の自分がいるのです。

どっちに向かったらいいのか、方向はわかっています。
ちょっと通るのは大変だけど、ゆっくりでも進めば少なくとも前には進んでいます。
だったら「廃業」に向かうのはやめて、「繁盛」コースに方向転換しようぜ!

と、自分が「楽なところに戻ろう」とする度に自分に言い聞かせています。

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これを読んでちょっとでも、何か自分を変えたい部分がある人は、私と同じように「前に進みもうぜ!」と自分に言ってあげて欲しい。
そしたら、何年かたった時の自分は絶対に今より良くなっているに決まってます!