育てる
橋本夏生
こんにちは、橋本です。
すっかり暑くなり、半そでで過ごせそうなほどですね。
前回は桜の画像をアップしましたが、我が家の前の公園ではタンポポが既に綿毛になっております。
こういう天気のいい日は外に外出をしたい気分です。
さてさて、新入社員のおかげでまだまだ社内はいつも以上のやる気を維持しています。
そこで今回のテーマは「育てる」でお送りしようと思います。
みなさん育てると聞いて、どのようなことを想像しますか?
この記事を見ている中には、お母さんの方も含まれているかもしれませんね。
私は、育てるとはただ教えるだけじゃないと思います。
あえて教えないことも育てる一つです。
それはどういうことか?
例えば、あなたが子供を持つ母親だとする。
自分の子供が忘れ物をしている。
「忘れ物はないか?」と聞く、
子供は「ない」と返事をする。
自分は忘れ物をしていることを知っているけど、そこであえて言わない。
案の定、学校の先生から怒られる。
そしてあなたは言うのです。
「あの時、忘れ物はないかと聞いたでしょ」と。
子供はこの出来事から、言われた時に確認することの大切さを学ぶのです。
失敗さして経験させる。
これも一種の育てるということです。
最近、新入社員歓迎会というイベントが社内でありました。
新入社員の歓迎会ですが、このイベントの幹事は新入社員です。
私も去年経験しました。
でも私たち先輩は言われない限りは手伝いをしません。
このまま行ったら失敗するのも分かっているけど、そこであえて言わない。
失敗体験が大きな学びとなることを知っているからです。
もちろん私も去年の新入社員歓迎会含め、その他の何気ないことでも同じような出来事がありました。
失敗した時に、
「こうなることは分かっていたけど、橋本さんのためにわざと言わなかったんだよ」
と、言われました。
確かに私はそこで、自分にとって大きな気づきがありました。
たった一つの見落とし、たった一つの確認不足、たった一つの報告もれ。
それが大きなことへと繋がっているのです。
元来、何度も繰り返し覚えるコツコツ型なので、そういう経験を得れてよかったと思います。
必要以上に介入することは、その人のためになりません。
遠くから見つめることもひとつの育てることです。
それは会社だけでなく、子育てや自分の大切な人にも言えることです。
何度も言っているのに一向に悪い部分が直らないな。
ここを直せばこの人はもっと良くなるのに。
このままじゃ、もったいない。
そう思える人なら、一度失敗させることもひとつの手ですね。
母親のあなたは、子供に手を貸したがるかもしれません。
優しいあなたは、すぐに教えたがるかもしれません。
正義感の強いあなたは、見てみぬふりができないかもしれません。
でも、そこで教えることが必ずしもその人のためになるのか?
そこを考えてほしいなと思います。
私はまだ入社して1年経ったばかり。
人を指導できるような立派な人間じゃありません。
でも、私の経験からこういう経験をさせるのもいいということです。
後で、知ってて言わなかったと分かると不安もありますよね。
嫌われたらどうしよう?
相手がすごくショックを受けたらどうしよう?
でもそれは、自分のことが可愛いという自分の都合です。
相手は逆に、
気づかせてくれて嬉しい!
自分のために嫌な役をしてくれたんだ!
そう思ってくれるかもしれないです。
大事なのは本当にその人のことを考えること。
もしも相手が嫌な思いをしても、あなたが本当にその人のことを考えてやっていることなら分かってくれるはずです。
「育てる」
みなさんも一度考えて下さい。
社会と繋がっている限り一生関わりあう必要があります。
育ててくれた人のことはいつまでも覚えているものです。
もしかしたら、あなたの背中を追ってくれるかもしれません。
私も育ててくれた人みんなに感謝をしたいです。
連休明けもたるまずに、お仕事頑張っていきましょう!
今年もGWにお休みを頂きありがとうございます!