癖
春ですね。野々宮です。
先月、道後温泉へ行ってきた時は梅の花が綺麗でしたが、
いつのまにかもう敦賀の街では桜が咲きはじめてきました。
月日の流れはあっという間ですね。
先日は、株式会社エンジョブの入社式がありました。
私自身、受け入れる側としては初めての入社式でした。
入社式では毎回、3分間のスピーチを新入社員も先輩社員も行っています。
自分が入社式を受けた時、先輩社員のスピーチを見て、そのレベルの高さに驚きました。
そんな姿に自分もなれるのだろうかと、その時は少し不安になっていましたが、
今年の入社式では、なんと11人中の4位にまで上り詰めることができました。
人前で発表するのが得意ではない自分にとっては、
かなり健闘した結果だったので、とても嬉しかったです!
見ていた人からは、笑顔が素敵で、活き活きと話していたところがよかったと感想を頂きました。
入社式本番まで1人で夜遅くまで練習したり、本気で頑張った結果だったので、
また1つ成功体験が増えて自分の自信にも繋がりました。
さて、前置きが長くなりましたが、
その時にお話したテーマが、「仕事とプライベートは繋がっている」ということです。
近年、ライフワークバランスを重視する風潮があり、仕事とプライベートと分けて考える人が増えています。
私もその考え方は賛成で、毎日毎日仕事ばかりして、
仕事のために生きる人生は望みません。
仕事は仕事、プライベートはプライベートで切り離すものだと考えていました。
だから極端な話、たとえ仕事で上手く行かなくても、プライベートが充実していれば帳尻が合うので人生問題ないと考えていました。
しかし、私が入社して間もないころ、社長から「仕事とプライベートは繋がっている」ということを教えてもらって、
考え方が変わりました。
自分は、昆虫をはじめとした野生生物の観察・採集が趣味で、
エンジョブに入社するまでの人生の大半を、自分の趣味のために生きてきました。
今は全くそういうこととは関係の無い仕事をしていますが、
趣味で培った経験が今の仕事で結構活きています。
例えば、昆虫の写真を撮るためにカメラの取扱や撮影の技能を独学である程度身につけていたので、
入社してすぐ、カメラマンとして営業に付いて行かせて頂くことが出来ました。
社長も最初はまさかそういうスキルを私が持っているとは思っていなかったみたいで、
人生何が役に立つかわからないものだなぁと思いました。
勿論、そういう技術的なスキルだけではなく、
未知の世界へ飛び込んでいく勇気や、問題に対する気付きの力など、
趣味で培った生き方はこの先どんな仕事にでも通用する自分の強みだと思っています。
特にそこまで熱中している趣味とかを持っていなくても、
プライベートの生き方が、仕事の仕方にも表れます。
悪い例を上げると、例えば部屋の片付けが苦手な人。
嫌なことを後回しにする癖が染み付いており、
やはり仕事でも同じような癖が出てきています。
反対にいい例だと、親兄弟や友人に対して日頃から感謝できる人は、
会社でも上司や同期に対して素直に感謝の気持ちを伝えることができます。
そういった日頃の生き方が、やはり仕事の随所に現れてきます。
自分も今、仕事で上手くいかないことがありますが、
よくよく考えると、それは今プライベートでも上手くいってないことでした。
それこそ例えば先程例にあげたような、部屋の片付けのような、やりたくないけどすぐ出来ることを後回しにしてしまったり...。
仕事では、電話1本かけるだけで済むけどやりたくない案件を後回しにしてしまうことがあったりして、そういうところに日頃の癖が出ています。
部屋の片付けはしなくても自分くらいしか困りませんが、仕事はお客さんや仲間に迷惑をかけてしまいます。
失敗する度に反省しますが、染み付いた癖というのはなかなか頑固で、小手先の対策ではすぐに元通りになってしまいます。
仕事で上手くいかないから、仕事中にできることで改善しようと考えていましたが、
自分の生き方を変えていかないと変わらないと思い、帰ってからも休みの日でも、
改善する意識を持って少しずつ前に進んでいます。
仕事を通して、自分自身の生き方を見つめ直し、改善していく。
先輩社員にも同じような経験をした方がいらっしゃって、相談に乗ってくれたり、アドバイスを頂くこともあります。
こうして応援してくれる仲間がいることは本当に心強いです。
世の中には仕事とプライベートで全く別人のようにONとOFFを切り替えられる人もいるかと思いますが
多くの人はそう器用ではないと思います。
自分はまさに不器用代表です。
仕事で、日常で、良い癖を毎日付けていくことで、
自分の理想の人生を勝ち取って行きます。