凡事徹底
石田由香
社内に新しい仲間が増えました!
名前はmomoさんとaiさん。ギャルです。
超かわいいです。休みの日にネコちゃん大好きな息子を連れて遊ばせてもらっていますが、めっちゃ喜んでくれており、週末になるとネコちゃんに会いに連れて行けとせがまれているくらいです。
そんな息子が先日ピアノの発表会に出場してきました。
うちにピアノがおいてあるしもったいない。と言うのと噂でピアノをすると頭の回転が良くなる。と耳にしたので3歳から始めました。幼稚園の頃は仕事で付き添えず、先生に任せっぱなしでした。練習も、本人が嫌がるものだから、練習すると言っても週末に無理矢理やらせるくらい。本人が嫌がるから親の私もなんとなく練習を避けていました。
そんな感じだったので、最初の発表会は大変でした。
全員の中で二番目くらいにヘタくそで、難易度も最高に低い曲を渡されていました。どこか自分の中に「男の子だから、ちょっと弾ければそれでいい」「全力を出せばそれでいい」と言い訳していたのだと思います。
年長さんになった時の発表会も、ちょっと上達したくらいでした。
そして、小学校にあがりレッスンが仕事が休みの土曜に行けるようになりました。自分も付き添いで行くようになり、先生の指導を見てきていました。
夏になり、11月に発表会があるから、早いけどもう選曲して練習を始めます。そう先生から言われました。
候補3曲の中から選択。一曲目は先生の本命だったのでしょう。一番簡単そうなものでしたが気に入らず。二曲目も気に入らず。
とうとう三曲目。先生から「これはかなり難しいから」と前置きされ聴きましたが、すぐに息子が気に入り「絶対に難しい。一曲目のにしたら?」と言われましたが息子は納得しません。
「たくさん練習しないと絶対に弾けない難しい曲です。やれますか?」と問われた息子は即答で「はい」と答えていました。
親の私は内心「マジか...。親の自分が聞いても実力以上の選曲。一体どうしたらいいのか?」と悲観的な考えになりました。
その日からです。週に一回やっていた程度の練習を毎日に変更しました。
遅くまで仕事をし、帰って食事をさせて風呂に入り、宿題をさせる。翌日の学校の持ち物準備をさせる。ひと段落つくのは9時回るかそれくらいです。
「もう遅いから」「寝る時間だから」「ピアノの練習をさせようとしてもゴネるし」とついやらない理由付けをしたくなる自分との戦いでした。
最初はずっと抵抗され、ケンカをし、なだめ、褒めちぎりどうにかこうにか練習させていました。
自分からピアノのところに行くようなになったのは、発表会の一ヶ月前くらいの頃です。
毎日練習していたので、見違えるように上達しました。親バカかもしれませんが、もうちょっと難易度の高い曲でもイケたのではないかと思えるほどです。
おかげで、無事に発表会で弾ききることができました。
上手に弾けたので、周りからも褒めてもらえるし本人も自信になったようです。私の時代は、ピアノを習っている男の子と言えば発表会をする全生徒の中で一人いるかいないかくらいでした。
しかし、初めて大きい子達との発表会に出てみると、半分近い生徒さんが男の子です。中にはパパと連弾している男の子もいました。
一番上手だったのも男の子でした。
「男の子だからちょっと弾ければいい」と思って、息子に対して可能性を見出していなかった自分が恥ずかしくなりました。
誰にだって色んな可能性があって、コツコツと努力を重ねて積み上げれば成果につながります。
あとは、その努力を徹底させるのか、理由をつけて諦めるのか。それは親が決めているのだと学びになりました。
余談ですが、仕事を中抜けして体操教室にも通わせてもらっています。自分がドン臭くて、体育の授業が嫌で仕方がなくてそんな思いを子供にはさせたくない一心で会社に迷惑かけるのはわかっていながら通わせてもらっています。みんな快く送り出してくれ、社長からも快諾してもらっています。これも3歳からずっと続けて、今週初めて逆上がりができるようになりました。
途中で抜けるのは、業務上でも、精神的にも大変で、いつやめさせようかなど考えることもありますが、休むことなく通わせてきた努力が報われました。
やはり、理由をつけて努力を避けても何も結果は得られないです。
自分の努力もそうですが、親の立場にいると子供に対しても徹底させることって大切なことになってきます。
自分に対しても子供に対しても、諦めるのも、避けて楽するのも、辛いけど努力した結果成果を得られるのも、全て自分が選択しています。
どんどんお兄ちゃんになって行く息子に対して、自分が可能性を信じてやらないといけない。可能性があるから努力を怠ってはいけない。と最近良く考えるようになりました。
息子を一流にできる可能性が自分にはある。と自分に言い聞かせられるようになってきました。
これを読んでいる皆さんも、自分の可能性を信じてぜひ信じて、凡事徹底するのか、しないのかの選択の時に「する」を選んで欲しいです。