為せば成る、為さねば成らぬ何事も
石田由香
最近の社内の一場面です。取引先との電話を終えたらすごい光景を目にしたので、思わずカメラに収めてしまいました。
一体何の場面なのか!?気になる方はぜひ入社してわが社の朝礼に参加して下さい。
すっかり春ですね。人間も、猫もねむねむです。
社内は、ニャンコのまったりムードに包まれて、のんびり~ゆるい~春の日常を迎えているかと思いきや、大久保さんが営業部門に転属となり、それに伴ってバタバタしている感じです。でも、そういう忙しさを感じるのって嫌いじゃないです。前職では、ヒマでヒマですることがなくて、ただ店番をやっているだけで、早く帰る時間にならないかなぁ~、さっき時計を見てからまだ2分しかたってない...。とか、そういう充実感を感じられない毎日でした。でも、ここの会社は仕事にやりがいを感じられるので、とても気に入ってます♪
さて、ママ社員として子育てしながら勤務させている日々ですが、最近、最愛の息子が誕生日を迎えました。つい最近までオムツをしていた気がするのですが、月日がたつのは本当に早いです。先日のブログでも書かせてもらいましたが、仕事を一旦抜けて息子を習い事に通わせてもらっています。いくら会社が忙しかろうか、電話がジャンジャン鳴ろうが、社長と一緒に働く仲間たちは快く送り出してくれます。
そんなありがたい環境の中で通わせてもらって、なんて幸せなんでしょう。息子もルンルンで通って取り組んでいます♪
と言うわけにはいきません。迎えに行くと、コタツの中につま先から頭のてっぺんまで潜って姿を消します。そこを引っ張り出そうとすると、「今日はおなかが痛い」「足が痛い」「熱があるかもしれないからお熱を計って欲しい」などと、あれやこれやと、習い事に行かない理由を生み出してきます。そこをなだめすかして、体操に連れて行くのですが、行ってみるとわりと一生懸命やっています。そのおかげで跳び箱が跳べたり、逆立ちが出来たり、逆上がりができるようになっているのは事実です。それは、この習い事に限った話ではなく、学校に行く前や、週末のスイミングに行く前にも必ず出てくる現象です。
うちの子はまだ子供だから、一時の特殊な現象なのか?と言うと、大人でも結構似たことが起こっています。
なんとなく後回しにしたくなる仕事。なんで自分がしないといけないのか?と思ってしまう仕事。必要とは思えない仕事。ルーチンワークに追われているのに、できそうもない追加ではいる仕事。「できるならやらずにいたい仕事」って誰にでもあると思います。でも、仕事なんだからやらずに済むわけがない。押し付けるわけにもいかないし、誰かが代わってやってくれるわけでもない。自分に任せられたのだから嫌だろうが何だろうが、会社にとって必要で任せられているからやらないといけない。逃げられないのです。
で、上司に催促に次ぐ催促をされたり、お客様からまだ回答が来ないとクレームが来たり、期限を過ぎたりして重い腰をやっと上げて取り組みます。やらざるを得ない状況だから仕方なしにやるのです。そこでです。あなただったら、どんなスタンスで取り組んでいますか?と問いたい。
その時間、やらずに済むならやらずに済ませたい仕事をするのは変わらないのです。その時間は、自分の人生の一部を構成する時間ではないですか。その嫌だなって思う仕事って、人生でたった一回きりしか訪れないならともかく、生きていたら父兄会の場面でも町内会の場面でも、家庭でも仕事でも、絶対に「嫌だな」と思う仕事って出てくるはずです。では、その嫌な仕事をする度に、どんなスタンスでやっていますか?と問いたいのです。
自分の人生です。「嫌だな、やりたくないな、早く終わらないかな」と負の感情を持ち続けながらその時間を過ごすのか?それとも、「なんとか自分の付加価値を出そう、楽しみを見つけながらやろう、目標を作って達成感をちょっとでも得よう」と時間に対して価値を作り出そうとするのか。結局、自分では無意識にやっているようであっても、どっちかを選んで実行しているのは結局自分なのだと思います。
その積み重ねがきっと今の自分を形成しているのだと思います。そして、過去は変えられません。でも、未来は変えられるのです。これから過ごす「嫌だな」の時間をどう過ごすのかって、五年後、十年後の自分を変える気がしませんか?
嫌だな、やりたくないなと思いながらやることで得られるものがあるならまだいいのですが、今のところ私にはそれで得られるものって見つけていません。3月に入って、会社の方針や配置も変わって、忙しい中にねじ込まれてきた仕事が来ています。でも、どうせその仕事をやるのであれば、何か価値を出したいし、みんなでその時間を「楽しい」と感じられるものにしたい。そう思って取り組んでいます。そう思えるのも、実は本人には言っていませんが多田さんを見ていて、あまりにも楽しそうにやっていて「自分もそうなりたい」と思って取り組んでみています。
その積み重ねが、自分の幅になってくるし、息子にとっての母親像にもつながってくるし、後輩に見せる背中になってくるのではないかなって思います。先日、旅行業の記事を作成している時に、福島県の日新館の取材をしました。会津の子供たちが学んだ施設なのですが、当時の子供たちへの教えの中に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」という一文がありました。本当にそうだな。と大人の自分でも感じました。いつか息子がもうちょっと大きくなったら伝えていきたい教えですよね。
まだまだ春の季節が続きます。まったり気分で油断しないように気を引き締めてお仕事をしていきたいです。