仕事に行きたくないあなたへ
こんにちは。野々宮です!
さて、突然ですが、社会人経験のある皆様は、
誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
「仕事に行きたくない」
実は私も、先日そう考えていました。
理由は、仕事も私事も上手くいかない日々が続いていて、
ただただ日々やることに追われていて疲れた、
将来に不安を覚えたから、などなど、ありがちな理由です。
これまでにも、何かある度に何度か考えたことがあります。
でもその時はぐっと堪えて仕事に打ち込みましたが、今回はどうにも逃しきれなくて、急でしたがお休みを頂きました。
今回は、そんな「仕事に行きたくなかった」時のおはなしです。
いつもなら、上手くいかなかった時は布団にくるまって悶々と自己嫌悪をしているだけでしたが、
社長の口癖ですが、「うまくいかない時は、やり方を変える」ということで、
いつもとは違うやり方をしてみました。
まずは家にいてもいつもと同じなのでとりあえず飛び出て、お気に入りの場所の一つなんですが、
人里離れた電波も通じない山奥の静かなところへ、現実から逃げるように車を走らせて、
誰とも会わずに一人で川のせせらぎを聞きながら朝ご飯を食べました。
(余談ですが、かつて斎藤先輩にも同じようなことがあって、
川をぼーっと眺めていたことがあったそうです。
川には疲れた人を引き寄せる何かがあるのかもしれません。。。)
そして、今悩んでいること、やらないといけないと思っていることを、
すべてクロッキー帳に書きなぐりました。
仕事のことも、プライベートのことも、別け隔てなく思いつく限り全部書き出し、
一旦全部出し切ったと思っても、もう一度時間をおいてまた書き出し、
もう少し時間を置いて場所を移動して、更にもう一度書き出しました。
この方法は、GTD(Getting Things Done)という仕事術を参考にしています。興味ある方は調べてみて下さい。
次に落ち着いてパソコンを開けるカフェに移動して、スプレッドシートで書き出したタスクや悩みの詳細を詰めていきました。
- ・何をしないといけないのか
- ・何故するのか
- ・何が得られるのか
- ・何が必要なのか(何が得られないのか)
- ・いつしないといけないのか
- ・自分がしないといけないのか
- ・もっと改善できないのか
この7つの項目に従って一つひとつ紐解いていくと、
現時点で80個にも細分化されました。
(これ書いている今も、まだ追加で出てきました。。。)
改めてみると、自分はこんなにも悩みを持っていたのかと、自分で驚きました。
せいぜい普段頭の中に渦巻いていたのは、10個かそこらです。
しかし実際は、80個の悩みが入れ替わり立ち替わり四六時中頭の中を巡っていたのでしょう。
そして、書き出したことで頭が軽く軽くなりました。
これこそ、GTDの期待する効果の一つです。
更にこれらを仕事、趣味、家事などにジャンル分けしていったのですが、
仕事のことだけで見てみると、あることに気づきました。
それは、やらないといけないと思っていたことが、
全て自分で決めたことではなく、受け身になっていたということです。
つい先日 社長が面談をしてくれて、僕に言ってくれた言葉を思い出しました。
「仕事のやり方には、二通りしかない。
人にやらされるか、自分で決めてやるか。
博士は今どっちのやり方だと思う?」
こうしてみると、自分で決めている仕事は、ほとんどありませんでした。
だからイマイチ主体的に動けなかったのかもしれない...と気づきました。
しかし、ここで気づかれている方もいらっしゃると思いますが、
まだまだ20代で入社して数年の社員の仕事なんて、
一般的には人に依頼されたものがほとんどになるはずです。
ひょっとすると、それは50歳60歳になっても同じかもしれません。
じゃあそもそもサラリーマンの適性ないじゃん!って言いたくなりそうですが、
そうではありません。
人から振られた仕事でも、主体的にすることは可能です。
そのために、
・何故するのか
・何が得られるか
・もっと改善出来ないか
の項目を設けたのです。
すなわち、ここでしたことは、
自分のする仕事をする意味を再定義し、
目的達成の為に自分で考えて最適化することです。
自分は素直じゃないところがあるので、
何のためにやるのかわからない仕事や、
非効率だと思っている仕事をそのまま実行できないところがあります。
こうして自分なりに今ある現状を整理し、
よりよくしていこうとするのが、性に合っているのかもしれないと、
今回の経験を通じて感じました。
そして、なんとなく漠然と不安を感じていたことが明確になったり、
実はたった数分の1アクションで完了するようなこともたくさんあったことに気づき、
1日の生活に道標ができたような気分になりました。
今回の経験は、朝出社拒否しただけだとただの完全な失敗談でしたが、
何かしら行動したことで、自分にとっては大きな成功体験になったと思います。
職場のみんなには心配かけたり仕事のフォローしてもらったりと迷惑かけてしまいましたが、
本当に大事な1日になりました。
翌日出社してからも責める言葉はなく、
むしろ承認や感謝の温かい言葉をみんなから頂きました。
本当に、ありがとうございました。
ちなみに、今回のこのブログの裏テーマがあって、
それはライフハックというものです。
ライフハックとは、ライフ(人生)をハッキングするというハッカー由来の造語で、
要はより良い人生を過ごすための仕事術や工夫のことです。
先程のGTDもその一つですし、
今回のこのブログの原稿も半分以上は移動中にスマートフォンで音声入力して作成しました。
先日購入した、「ライフハック大全」という本に書いてあったことで、
すぐにできるライフハックがたくさん載ってあって、色々と実行するのが最近楽しいです。
みなさんも上手くいかない時は、出来る人の真似や先人の知恵を使い、
思い切っていつもと違うことをしてみてはいかがでしょうか?
ヘビをも楽しむ人生でありたいですね。