苦手を克服する3つのコツ
こんにちは!カメラを構えられると真顔でポーズを取るのがマイブームの、野々宮です。
すっかり秋っぽい空気になってきましたね。
心地よい風が吹き、食べ物も美味しいこの時期が好きな方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
きのこ狩りとか行きたくなりますね。
さて、先日は外部のとある研修を受けさせて頂く機会がありました。
その時に自分の人生を振り返ることがあったのですが、
今まで自分がいろんなことを克服してきた歴史に気づきました。
今回は、「苦手なことをどう克服するか?」について、少しお話していきます。
人それぞれ、自分はこれが苦手だと思っていることがいくつかあると思いますが、
その思い込みが形成されたのは、一体いつでしょうか?
多くの人は、幼少期ではないかと思います。
研修では、自分が子供のころにした否定的な体験について振り返る機会がありました。
例えば自分であれば、こんな体験と苦手意識がありました。
・好き嫌いが多くて、一人だけ昼休みに入れず惨めな思いをした。
→ 自分は人より食べられるものが少ない。
・知らない人からの電話でわけもわからず怒られて辛かった。
→ 自分は電話対応が得意ではない。
・人前で発表することを極端に怖くて、ズル休みしたり全体の足を引っ張ったことがあった。
→ 自分は人前で何かを伝えることが苦手だ。
どれも自分の中では大きな苦手意識で、時には進路の選択の幅を狭めたりするようなものでした。
しかし、今の自分を知る方々は「え?ホントに?」と思うところもあるんじゃないかと思います。
実は、上記の3点は今ではそれなりに自信持って良い"強み"になっています。
そしてどれも、「なんとかしないといけない」と自分で克服しようと頑張ってきた結果でもあります。
じゃあ実際、どうやって克服してきたかを振り返ってみると、いくつかポイントがあることに気づきました。
◆挑戦することに価値を見出す
例えば、「好き嫌いが多い」という自分を克服した一番大きな要因は、「好奇心」や「冒険心」だと思います。
小学生の頃までは本当に食べられないものが多くて、外食に行ってもふりかけご飯しか食べないことだってありました(白ごはんもだめ笑)
年を重ねると必要にかられてある程度食べられるようにはなってきましたが、ある頃から急に食べられるものが増えました。
何がきっかけかは覚えてないですが、どんな食べ物でも、「自分が気づいていないだけで、美味しいところがあるんじゃないか?」と考えるようになりました。
「みんなが美味しそうに食べているから、実は美味しいのかもしれない」
「不味い部分もあるかもしれないけど、美味しい部分もあるかもしれない」
「子どものころは不味かった思い出があるけど、今食べたら美味しい部分に気づけるかもしれない」
「誰も食べたことがないけど、実は美味しいかもしれない」
などなど、「~かもしれない」とプラスの可能性を信じて、
自分が苦手だった食べ物や未知の食材にも手を出すようになりました。
物事には多面性があり、いいところも悪いところもありますが、
人は経験に基づいてどちらか一方しか見なくなってしまうことがあります。
「思い込み」というのは時には動く理由にもなるし、
動かない理由にもなるので、自分の「思い込み」を時々自分で壊せるような人間でありたいです。
◆「せっかくだから」を合言葉にする
例えば、自分が人前で発表することが苦手だとして、
「今度社外でセミナーがあるから、発表してこい!」と命令されたとしたら、あなたはどう捉えますか?
嫌ですと反発する人もいれば、イヤイヤながらわかりましたと答える人もいると思います。
僕も苦手な仕事が振られたら、最初はウッと来ることが多いです。
しかしそこで、「せっかくだから」という言葉を頭につけて、前向きにやってみることを意識しています。
苦手を克服するチャンスというのは、自分から掴み取っていくものではありますが、
その克服体験のきっかけ自体は、必ずしも能動的に得るものではありません。
むしろ、仕事をしていると自分で決めてないのにやらないといけないことはたくさんあると思います。
そういった一つひとつの「やらないといけないこと」を、「何ができるチャンスなのか」を考えて取り組んでいくことが、
自分の成長につながると考えています。
◆とにかく数を繰り返す!
前向きに取り組むことも大事ですが、なかなか苦手意識の壁は大きいもので、
わかっていても踏み出せないこともあると思います。
そんな時は、とにかくやってみることです。
自分は電話対応ってすごく苦手意識があって、この会社に入ってからも「やっぱり苦手だなぁ」と思いつつも、
何度も何度も電話を取っては失敗を繰り返してきました。
ところが気がつけば、数をこなすうちに「次はどうしたらもっと上手く行くか?」と考えるようになったり、
先輩や社長からもいい指導をもらえたりして、それなりに問題ないレベルにまで受話できるようになりました。
特に意気込んで「自分は絶対に電話対応を上手にできるようになるぞ!」と思ってはじめたわけでもなく、
どちらかといえばイヤイヤでしたが、とにかく実践の機会をたくさん設けることで、
いつのまにか克服していたパターンだと言えます。
その「いつのまにか」の間に、前向きに取り組む姿勢があったからこその成長でもあると思いますが、
大事なのは、「やらないと何も変わらない」ということです。
ということで、いくつか自分なりに「苦手を克服するポイント」を考えてみましたが、
みなさまいかがでしたでしょうか?
振り返ってみると、自分はできないことだらけの人間だと、
自分に自信を持てていませんでしたが、
たった10年やそこらで、小さい時は「できない」と思い込んでいたことができるようになったと思うと、
まだまだ自分できるじゃん!と思わなくもないです。
一般的に、大人になればなるほど、「思い込み」の壁は厚くなっていきますが、
大人になってもそれを壊していって成長ができる人がいます。
うちの社内には、社長をはじめとして先輩社員もそんな人ばかりなので、
とても刺激的な環境だなぁと、常々思います。
自分もあっという間に、先輩を見るより後輩から見られる方が多くなる立場になっていきます。
いくつになっても、困難を克服し続ける人間でありたいです。