「夢のはなし」で会社が強くなる
こんにちは!齋藤です。
皆も書いていますが、先日第二回のビジョン合宿をしました!
今回私は企画&進行の責任者をさせて頂きました。実は昔からこういった企画が非常に苦手なのですが、回数を重ねたおかげでやっとうまくできるようになってきました。
今回の合宿で作成したものは、
・新メンバー分の「個人ビジョン」
・「会社の歴史」
・「会社ビジョン」
の3点です。
それぞれの作成する目的は以下のとおりです。
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▼「個人ビジョン」
自分のモチベーションの源を形にし、いつでも自分の理想の姿を思い出せるようにすること
▼「会社の歴史」
自分たちが今いるのは社長やたくさんの先輩達の挑戦や改善の積み重ねの上だと気づき、自分たちも改善の歴史を作っている本人であると自覚すること
▼「会社ビジョン」
「こんな会社にしたい」という小さなワクワクが実現の第一歩。皆のワクワクを集めて会社全体のモチベーションを作成すること
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今回、「個人ビジョン」を作成した中谷さんと布目さん、
そして「会社の歴史」を作り、発表した社員と社長全員、今までと違った気づき&発見とドラマがそれぞれありました。
その中で、実はわたしは「会社ビジョン」の第一歩を作ったことが一番嬉しかったのです。なぜなら、3年前くらいから考えていて提案はしていたのですが、なかなか「いいね!」とならず実現できなかったからなのです。
でも、「会社ビジョン」の作り方は非常にカンタンなのです。それぞれ、ひたすらわくわくする夢を寄せ集めるだけ。ルールは「適当・おもいつき・ぼんやり大歓迎」と「数字ノルマと具体的課題は禁止」の2点。
なぜ3年前はできなかったのか?それは、社長もわたしたちも「具体的計画のない夢は意味がない」と思っていたからです。長期の道筋を作るより、目の前の具体的数字を上げることが重要だったからです。
確かに仕事をする上で、具体的な数値&行動目標とスケジュールへの落とし込みは必須です。具体的に決めて行動しなければ、夢の話をしてもただの願望で終わってしまいます。
しかし、具体的目標が大事と言っても、「それだけが大事ではない!」と思うのです。
具体的な行動目標と数値目標だけなら、ロボットでもできると思いませんか?
私達はロボットでもAIでもなく、自分たちで付加価値をプラスしていける人間です。
そのためには、まず「目指したいと思える何か」が先にないと、頑張れないのではないでしょうか?
少なくとも私はそうです。ただの数値目標や役割に対する義務感だけでは、自由な発想も提案も周りをモチベートさせる力も出てきません。
目指したい!と心から思える夢をめがけるから、本当の数値目標ができ、行動に魂が入ると思うのです。
だから、「まずその第一歩を踏みだそう!」としたのが今回のビジョン合宿です。
私達、自分たちで言うのも変ですがクソ真面目集団です(笑)
だからいきなり「適当に夢を書いて」と言われても、戸惑いました。慣れていないからです。
今までの私たちなら、最初に書いたように「無駄」と判断してやりもしませんでした。
しかし、ここ最近定着した「とりあえずやってみよう」という社風に従い、とにかく「自由に、自由に」と言い聞かせながら書いていきました。
正しくなくていい。実現する見込みがなくてもいい。
ただわくわくすること、やってみたいことを書く。
お客様にとってどんな存在になりたいか書く。
自分たちの会社の社風がどんな風になってほしいかを書く。
すると、クソ真面目だけの視野では見えなかった視界から、もっと広く、身軽に自分たちの未来が見えたような気がしました。
人も会社も、ただの一面だけを磨けば成長していくかというとそうではありません。自分たちに足りない考え方、視点を取り入れてバランス良く育っていきます。
今回は、今まで未摂取だった栄養素を吸収した合宿となりました。
実は、もう第三回目にやりたい内容も決まっています。
次回は「自社の存在目的」を深堀りしていきたいです。自社が成長することで、お客様やそのご家族、地域社会、自分たちの家族...と、どんな良い影響を与えられるか。
それを一つ一つ書き足して行くことで、自分たちの会社の土壌を豊かにし、更に会社ビジョンもはっきり明確になると考えています。
社員一人ひとりが、「自社はこんな重要な役割を担っている」と理解し、誇りを持つ会社は絶対に強いです。
しかし、それは強制や命令では作ることが出来ません。自分たちで耕していくものです。
その第一歩が「夢をどんどん語ること」。
会社も個人も同じです。
やってみたいことやわくわくすることは、声に出したり書き出したりして自分の中から外の世界に出してあげましょう。
そこからが第一歩です。