緊急事態宣言が長引く中、
いつ終息するかもわからないという不安は、
経営者の胸を圧し殺すかのように、
ジワジワと攻め寄っています。



と同時に社員の方々も不安は尽きません。



経営者なら分かると思いますが、
政府の支援金も様々であり、
日々いろいろな情報が出回ります。



しかしながら社員の皆さんは、
会社がどのような対策を講じていて、
今後の戦略や見通しをどう考えているかは
分かりかねています。



なので社長は社員に説明する責任があります。いや、責任というより、安心させてあげることが必要です。



政府からの借入金を申請したとか、
いくら借入が出来たが金利はゼロだとか、
あなたの家族が不安に思うことは、
大方の社員も不安です。



隠してもお客様が来ないこと、
売上がガタ落ちなのは誰の目にも明らか！
説明しないほうかかえって不安を増大させ、
モチベーションを低下させます。



もちろん、会社の未来がどうなるかなどは、
社長のあなたにも分からないでしょう。



だからこそ、希望が必要であり、
不安はストレスを増大させます。



必ず助かるという見込みがないからこそ、
その道しるべを示す必要がリーダーにはあるのです。



希望を見いだせなければ、
扉を開く可能性は下がります。



今こそ、経営者はビジョンを語り、
今後の戦略を示す必要があります。



食中毒のように、あなたの会社だけが、
営業停止のような状態、風評被害にあったわけではなく、世界全体が同様の逆境であるということは、平等なルールの元に経営出来るわけですから、これほどの頑張りがいが他にあるでしょうか。



借入金を増やすのが不安だと思う必要もありません。それも世界中同じ状況で、同じ不安を抱えているのですから、ある意味幸せなことです。



地球規模の被害である以上、
どこにいっても逃げられません。
ならば、立ち向かう以外ないでしょう！



さあ、あなたが起業した理由、
働く目的は何でしたか？
幸せにしたい人はいますか？



ゴングは鳴っています。



拳を上げてファイティングポーズをとるために、今こそ立ち上がるべきです。



死ぬ間際まであがいてこそ、
生きている証です。



希望はまだあります。



あなたは生きていますから。