得意な人が得意なことを担当するメリット
こんにちは、齋藤です。
最近会社に入れてもらったコーヒーメーカーで毎日美味しいコーヒーを飲むのが楽しみです♪
▲PCカバーに隠れていたれん
今回は
「得意な人が得意な分野を担当するメリット」についてです。
私は社員応募してくださった方の一次面接担当者の一人です。
そこでよく、
「部署異動はありますか?」
「担当業務の変更は希望で可能ですか?」
という質問を頂きます。
答えは「イエス」です。
というか、社員十数名の小さな会社ですので、1人の社員が複数の業務を行うことが多いのです。
▲チームきみどり(齋藤課)昼食会
私も1日の中では
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・Web業務(写真加工、バナー作成、記事作成、分析等)
・お客様対応(旅行業の受付、手配)
・社員面接
・会議
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など複数のことを担当しています。
ですから、そこまで明確に業務の区切りがあるわけではありません。
特にここ数年は「ダブル・トリプルキャスト化(1つの業務で複数人できる人を作ること)」を進めているので、より幅広い業務を経験する機会が多くなっています。
▲最近得意分野を広げている多賀さんと社長コンビ
しかし、自分の苦手な業務を担当することは基本ありません。
例えば私の場合です。
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<得意なこと>
・Webページ作成全般(デザイン、分析など)
・お客様との会話、コミュニケーション
・業務のマニュアル作成、解説
・会議の司会進行
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<苦手なこと>
・数値管理、計算
・正確性とスピードが求められる作業系
・営業のアポイントや計画
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といった具合です。
創作系や独創的な業務・コミュニケーション系は得意ですが、コツコツ作業、計画系が非常に苦手です。
EGでの「黄色&赤色」がそのまま出ていますね。
▼EG(エマジェネティックス)とは?のブログはこちら
自分の色を知る(提中悠裕)
ですから、私に数値計算や旅行のプラン作成をさせると「遅いのにミスが多い」という最低な結果になってしまいます。
▲全くミスをしない多賀さんとおおざっぱな課長コンビ
数年前までは「この苦手をなんとか得意にしてやろう」と、試行錯誤を繰り返していました。
毎日ミスをしないように神経を張り詰め、やっぱりミスして・・・の繰り返し。
これだけ頑張っても、他の人の足元にも及ばない。
本当に自分が嫌になってしまいます。。
しかし現在では、会社全体で「得意な人が得意なところを担当する」という考え方にシフトしています。
するとどうでしょう、すごくストレスが無くなりました。
人より苦手なことは、普通レベルになるのでも膨大なエネルギーを使います。
逆に得意なことは、意識して頑張るとその分ぐんぐん伸びるんです。
すべての社員が自分の得意分野を担当するようになりました。
WEB業務では「分析」、「記事作成」、「デザイン」、「コーディング」、「写真編集」と得意分野によって分かれています。
最近では旅行業の担当制に改良が加えられました。
現在、1人のお客様の旅行全行程でも担当が4つに分かれています。
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<1人のお客様に対する分担業務>
1、お客様と直接話す人
2、宿泊施設を探す人
3、宿泊プランを作成する人
4、経理業務をする人
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▲マルチな柳さんと正確集中型の大久保さん
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<1、お客様と直接話す人>
ウェルカム対応でお客様と接し、相手のタイプに合わせて対応できる人が担当します。
●現在の担当:齋藤・提中・(柳)
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<2、宿泊施設を探す人>
ヒアリングしたお客様ニーズと自社の取引先データを素早く照合、スピード実行ができ、かつ取引先と交渉できる人が担当します。
●現在の担当:多田・多賀・酒井・(柳)
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<3、宿泊プランを作成する人>
高い正確性と集中力を持ってスピード作業ができる、かつ新しく決まった方針をきっちり守る人が担当します。
●現在の担当:大久保
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<4、経理業務をする人>
数値やお金の計算に強く、ミスが無い、正確・精密に報連相ができる人が担当します。
●現在の担当:増田
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※柳さんはとても器用なため、その日の状況によってお客様対応と宿泊施設探しの担当を変更しています。
▲おだやか兄弟の柳さんと提中さん
これは、それぞれの得意分野に応じて配置されています。
もともとはお客様1人につき1人の担当者が上記すべてを行っていましたが、その中には苦手な分も含まれるため効率が悪くなっていました。
それに比べ、今はそれぞれ得意な人が得意なところを担当しているのでメリットがたくさんです。
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<得意な人が担当するメリット5つ>
・ミスが減った
・クレームが減ってお褒めが増えた
・お客様対応スピードが上がった
・苦手分野をするストレスがなくなった
・新しく決まる方針が守られやすくなった
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▲きっちりコンビの多田課長と大久保さん
個人にとっても良いし、結果的にお客様にとっても良くなりました。
もっと昔にもやったことがありましたが、担当間での報連相が上手くいかずに挫折しました。
しかし今は社内の報連相レベルが上がり、このスタイルが見事合致しました。
1年ちょっと前、2021年の10月にこのスタイルがスタートしたことをブログに書きました。
▶ひとりひとりの強みを活かす体制へシフトチェンジ(齋藤秋紗 2021.10.24)
それからこのスタイルは上手く定着し、現在まで続いています。
ずっと同じように続けているのではなく、日々少しずつお客様の声や社員の声をもとに改善し続けてきました。
そして、これからもそれは止まらずに改善し続けていくでしょう。
エンジョブは1年経てば、「もう1年前には戻れない」と思うほどの改善が進むのでこれからどんな変化を遂げていくのか楽しみです。
最後に、「自分の得意を見つけるには?」について、私の思っていることを少し。。
上に書いたことと逆のことを言いますが、「得意なことを見つけるには苦手なこと・やりたくないこともがんばる」ことが必要だと思います。
▲きっちりコツコツ型の酒井さんと瞬発力の齋藤
私は新入社員から入社して何回も、この苦手なこと・やりたくないことに当たってきました。
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・電話営業
・直接訪問の営業
・計算・作業系
・整理系
・グループの進行、まとめ役
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どれも本当に嫌で、やっても上手くできなくて「全く自分に向いていない」とずっと思っていました。
しかし、その中でも「少しでも上手になるにはどうしたらいいか...」と苦手ながらに考えて試してきました。
▲提中さんのコップの水を狙うみるとれん
結果、この中の「営業系」と「進行、まとめ役」が私の得意分野となりました。
繰り返しやって一定のところまで行くと、「え、なんかできてるかも?」となる地点に立っていることに気が付きます。
そしてそこからはするすると上手くいきだしたり、改善策が浮かんできたりするのです。
「これは向いてないわ」と思った時点でやめていたら、知ることのできなかった感覚です。
そして苦手意識がある中で自分なりにもがいて試行錯誤してきたので、土台がしっかりしているという自信があります。
これは自分の一生の強みであり、財産だと思っています。
逆に本当に苦手なことは、いくらもがいても得意にはなりませんでした。
私の場合は数値の計算や作業系などですね。
そういうものは、社内で得意な人にお任せしたり、チェックを依頼したりしています。
苦手なことでもすぐに投げ出さず、やれるところまでとことんやってみることが、結果的に自分の得意不得意を知る近道だと思います。
ちなみに社長も同じ考え方なので、社長とのサシ飲みではこういう話題で盛り上がります。
エンジョブに入社してくる新入社員の皆さん。
入社したら、エンジョブは幅広い業務を経験でき、得意なところはどんどん伸ばしていけます。
時には苦手でやりたくないことに向き合うことも必要ですが、そんなときは手助け・応援してくれる先輩たちがいます。
スキルアップに挑戦してみたいなと思う方は、ぜひ一度応募して見てください。