罰則「努力文」について
多田裕未
こんにちは!多田です。
4月〜サントリーのシングルモルトウイスキーが大幅値上げをするということで、3月にウイスキーを大人買いしました。
(これ以外にも大量にあって置き場に困ってる状態です・・・)
貴重なものもあったりして気軽に飲めないのですが、頑張ったご褒美にちょっとずつ開封して楽しんでいきたいです!
今回のブログのテーマは、当社の罰則「努力文」についてです。
ブログでは会社の良いところをPRしたいので、あまり取り上げられる内容ではありませんでしたが、今回は思い切ってご紹介したいと思います。
努力文って何?
個人的なミスで会社に損害やマイナス影響を与えてしまった時に提出する作文書類のことです。
一般の会社では、反省文というのでしょうか??
(実際提出の努力文ですが、会社情報もあるためぼかしてます)
どんな時に努力文を提出しないといけないかというと・・・
ミスをして損害を出してしまった時、遅刻してしまった時など、当社の経営計画書、ルールブックに記載がされています。
交通ルールも違反してしまうと罰金など制度が設けられていますが、会社でも同じです。
ただ、仕事でミスをしない人なんて1人もいませんので、理不尽に罰則があるわけではありません。
社員を守るために、改善工夫されていることが年々増えているので、紹介していきます。
入社して2年間は、努力文は免除!
(ミルと仲良しの提中さん)
新入社員は慣れてない業務をするのでミスはつきものです。
そして失敗から学んで成長しますので、入社して2年間は罰則は一切ありません!
なので、これから入社される方、応募される方は、ご安心ください。
罰則もありませんし、怒られることもありません。
むしろ、新入社員を怒った先輩社員が怒られてしまうくらいです(笑)
実は、入社2年間の罰則をなくしてくれたのは、入社3年目の提中さんです。
提中さんが入社する前までは、新人やベテランなど構わずにミスをしたら、罰則がありました。
ベテラン社員は鍛えられていますが、新入社員は慣れてないことばかりでミスも多いし、メンタル的にも辛いところが正直あったと思います。
提中さんは、今ではスピーディに仕事をこなすかっこいい姿になりましたが、新入社員の頃はミスの連発をしていた社員でした。
ミスするたびに罰則してたら、キリがないし、ミスを恐れてチャレンジしないとなってしまうと勿体無い!と言うことで、入社2年間は罰則を一切なくすと言うことを社長が決断しました。
提中さんのおかげで、「新入社員は大切に育てていこう!」と大幅に会社方針が変更になった瞬間でした。
努力文は社員の損害負担軽減になっている
(アイちゃんは増田さんの仕事をよく邪魔してます)
現在の努力文のルールは「半年の間に10枚貯まるごとに賞与から1万円の査定」になっています。
一般的な道路交通ルールのスマホ所持運転では、一発やってしまったら18000円を警察にお支払いしないといけません。
エンジョブでは10回ミスして1万円の査定なので、普通に仕事を真面目にしてたら金銭的に査定されることはほぼありません。
実は、5年くらい前までは全く違うルールで社員の負担もがっつりあった時代もありました。
自分が出した損害額の10%が賞与査定されていました。
今だからぶっちゃけて言える話ですね・・・
私も過去に大きなミスをしてしまって、旅行の手配ミスで20万円の損害を出してしまって、2万円を会社に現金支払いしたことがありますが、あの時は痛かったです(><)
今は、お金の負担をなくして、自分がしてしまった失敗としっかり向き合えるように、会社環境を変えて行ってます。
社長が怒らなくなり、とても平和な会社になりました!
今だから言える話ですが、以前はミスや損害があるたびに、社長がめっちゃ怒ってました(笑)
創業社長なので自分が立ち上げてきた会社で、社員が報告なく知らぬ間に勝手にミスしたり損害を出してたら怒りたくなる気持ちもわかります。
社長は怒るとめっちゃ怖かったので、それで昔は落ち込んでしまいギスギスした会社の雰囲気になることもありました。
今はやり方をガラッと変えてからは、社長はほとんど怒らなくなり、作文での後日提出になるので、お互いに客観的な気持ちで原因と対策を考えることができます。
現在は、ほとんど社長から社員への直接指導はありません。
社員がミスをしたら、社長から上司へ指示が言って、上司から部下へ指導などをしていく流れです。
ミスをしても一方的に怒られることはなく、客観的な話し合いによる解決になるので、今の社内ではギスギスした空気になることもなく、明るく平和です。
努力文を書くと、冷静に自己分析できる
(仲良しの姪っ子!)
私個人的な見解ではありますが、
ミスをしてしまった直後は、気持ちが動揺してたり、申し訳なくて落ち込んだりしてて、まともに対策を考えることができません。
なので、後日努力文を提出するという形になると、気持ちが落ち着いた時に、
なぜ自分はミスをしてしまったのか?
あの時どうしたら良かったのか?
自分を客観視して考えることができます。
人によってさまざまだと思いますが、ムカムカしながら殴り書きして提出したとしても、その時間が無駄だなと私は感じます。
どうせミスしてしまったなら、自分の伸び代に気づけたきっかけだと思って、1個でもスキルアップした方が、自分にとって得られるものがあります。
会社がほとんどの損害負担をしてくれているので、そのラッキーな環境の中で自分の成長ポイントを見つけられるのは、割とすごいことだと思います。
そういうミスの受け止め方をできる人が、頭ひとつ抜けて飛び抜けて行ってます。
ミスをしてしまった時の、怒りや悲しみの感情コントロールは、私は社内で一番苦労しました。私が苦労したというよりも私の周囲の人がとても苦労したと思います。
私は感情がよく揺れ動くので、怒ったり泣いたり本当によくする社員でした。
今は、上司という立場になって、感情的にならないように自分をコントロールするよう毎日ちょっとずつ工夫してます。上司が感情的な人だったら部下が可哀想ですし・・・。
どんな人でも失敗してしまう時はありますが、社員は一緒に働く仲間なので、一緒に寄り添って全体最適な改善策を一緒に考えていこうと思っています!
努力文について赤裸々に公開してみましたが、どうでしたでしょうか?(ドキドキ)
なんと言っても入社2年間は、どんなミスをしても罰則が1ミリもありませんので、新入社員の皆さんは積極的にチャレンジをして行ってほしいなと思います。
ミスをしたことへの反省として努力文という形をとっていますが、社員が働きやすいようにこれからも改善していく予定です。
▼猫の会社での日常