新入社員さんの大抜擢
石田由香
すっかり冬も真っ盛りです。
猫のソラ君も11Kgもあったけど、見事にダイエットを成功されて現在は8Kg台になったと聞きました。
羨ましい限りです。
私もジムに通い始め、きっと周りから続かないだろうという目で見られていたと思いますが、なんとか1年続いております。
ソラ君に負けないよう、健康体を目指して頑張ります。
▲300キロカロリーをノルマに週二回通っています。
さてさて、今回は大抜擢された新入社員さんについてのお話をさせてもらいます。
今年入ってきた新入社員さんは本当に優秀な三人で、三人入社して三人とも即戦力になって頂けています。そういうことがかつてなかったので、本当にありがたい限りです。
そんな三人だったから、今年は異例中の異例で入社初年度から様々な研修に参加して頂いています。
毎年の新入社員さんには、毎年そんなに積極に研修に行って頂いているのかというと、そうではありません。
コミュニケーションをスムーズに取るために導入している、EG研修などは例外として、内定段階や入社初年度で行って頂いていますが、スキルを身につけるような研修は、二年目から参加して頂いています。
※EGとは・・・あなたが何を重視する傾向があるのか、どのような行動をとることが多いのかを明らかにする研修です。
▲昼休みにミル君とのふれあいが癒やしです
ではなぜ今年は例外なのか。
それは、それだけ社長が三人に対して期待をしているからです。
私の個人の観点ですが、研修ってその人への投資だと思っています。
その人が退社したら投資した研修費って全てパーになってしまいます。
それでも、会社が参加費や交通費などを支給して行って頂くのは、学んでいけることが会社の業績につながるからだと判断しているからだと考えています。
今年彼らに参加してもらった研修は一つや二つどころではないです。
忙しくしている会社の業務時間を、他の社員にお願いして抜けて、それでも参加することに価値があるんだと社長が思うから、方針や慣例を破って研修に行っていただいているのです。
そして、今回の主役は久原さん。
そんな研修に参加した際の感想を、新入社員さんが提出したものを四人の課長が読んで誰のものが良かったかをジャッジする機会がありました。
どの課長も見る目はとても厳しいです。
その四人の内、課長歴の長い特に厳しい目を持つ三人の課長から久原さんのものが一番良かったという評価を得たのです。
それってとっても凄いことです。
▲大抜擢を受けた久原さんと社長
さらに彼のすごいところは、自分がデジタルマーケティングについて分析したことについて、私が指摘をしても、それでも次回も積極的に分析してきてくれます。
社会経験のない新入社員さんの場合、指摘されたら「クソー石田め!」と思っても仕方ないくらいだけど、彼はそんなことしないです。
それを踏まえて次回は改善して実施してくれる。そんな良いところがあります。
そして仕事が早い。後回しにしない。
依頼したら、忙しい会社だから次の日とかに後回しをしても不思議でないことも、すぐに手を付ける。
しかもすぐに質問や確認にくる。
質問相手が忙しそうにしていようがなんだろうが、すぐに分かる人に確認をして終わらせてしまう。
そんな凄さを持っています。
そんな彼が、このエンジョブのリクルートサイトのリニューアルをするという大きなミッションを社長から任されました。
新入社員がそんなポジションに立つなんて、かなりの大抜擢です。
かなり難しいミッションなので、ベテラン社員でもそんな仕事は回ってきません。
それも社長からの期待の現れだと思います。
彼のすごいところは、わからないことをわからないままにしないところです。
わからないことは調べてみる。
自分の頭で推論を立てることができる。
古参の私に対しても臆することなく、わからないところを質問してくる。
そんなところです。
▲社長と一緒にいたがる新入りのトラ君
最初、私も新入社員には任せられない。無理なんじゃないか。
自分の手が空いてから自分でやった方がいいんじゃないか。
とか考えていました。
しかし、他のことでも
web広告についてなど、自分の手が回らないことを任せてみると、彼はわからないなりに、対応する業者さんを自ら探し、躊躇することなくすぐに窓口に問い合わせ、ものすごいスピードで仕事を進めてくれます。
任せられているメイン業務の時間はちゃんとこなしながらやっているのです。
そして、絶妙なタイミングできちんと報連相をしてくれます。
必要に応じて確認もしてくれます。
ほっといても自分で上司のアポイントをちゃっちゃと取って、共有と確認をしてくれます。
それさえしてくれていれば、至らないことがあっても任せていて安心できます。
どんな状況か、どんな進捗状況なのかが手に取るように分かるからです。
社長が彼を抜擢した理由も、今では納得しています。本当に社長は人の本質や能力を見抜く目を持っていると、感心しています。特殊能力とも言えます。
教えたことを積極的に吸収してくれるから自分が教えられることはドンドン教えていこうと思うし、正直彼がそういった分野での仕事ができることで、今までやりたかったけど人手が足りなくて手を出せなかったこともできるようになり、とても助かっています。
▲お痩せになられたそら君と七海課長
提出した業務に対して修正箇所をもらっても、なかなか直せない人も多いです。頑張ってやった仕事や自分の考えや使った時間を否定された気になるからです。
でも、そんな思考をしてたら自分にとって成長になることはないです。
自分の心を守ることも大切ではありますが、そんなことしても自分のレベルは上がらないです。
もらった指摘はちゃんと受け入れ、頑張ったら自分は出来ると思って、相手が言ってくれている。そう考えて、どうできるのかを考えて実行できる。
そういう人が成長できる人だと思います。
久原さんはすぐに修正し、すぐに報告してくれます。
▲みんな仲良しの社内風景
本日も東京の大企業の社長様の来社について、これまた大抜擢が起こりました。
その社長さんの来社の際は社長が会食に行きます。
社内で同行するとしたら、幹部くらいしか行きません。
その会食に社長が彼を誘いました。
ただノリで誘ったのではなく、彼を連れて行くことで学びになり成長につながると感じたからです。
その会食の段取りはいつも私がやっていたけど、折角の機会なので久原さんに会場予約などを任せてみました。
食事会場の予約の機会は、こんなケース以外にも懇親会の段取りでもやっていますが、重い腰をなかなか上げられない社員さんもたくさんいます。
しかし、久原さんは依頼された数時間後には着手していて、家で料理中の私に直接電話をしてきて不明点を質問してきました。
ごく普通の社員さんだったら、社内にいない社員に聞くのは遠慮してしまい、次の日の勤務後に質問するのだと思います。
それが後回しというのですが・・・。
そんな姿勢で仕事に挑んでいる彼だからこそ、社長は大抜擢をしたのだと考えています。
その会食相手の社長さんからチャットで質問をされた際、ベテランの柳さんと久原さんに問題として提示して、それぞれから回答をしてもらったら、久原さんの回答には質問返しが連発していましたが、柳さんの回答には一発で納得してくれていました。
そういうところを見ると、久原さんは新入社員さんの中では実力を買われ始めていますが、社内の中では実力はベテラン社員さんに及ばないところがまだまだあります。
それでもまだ若く、社歴が浅い彼が勉強や経験を積んで何者になれるのか。とても楽しみであります。
いち先輩社員として応援していきたいです。