2026年度 採用方針について
高橋純
『日本の状況』
2024年度、
「人手不足」に起因する倒産が過去最多の289件、
中小企業の「人件費高騰」による倒産は104件と
倍増しているとの情報を目にしました。
これに物価高、トランプ関税と重なって、
今後の経営は日本、
いや、世界中厳しい状況となるでしょう。
特に地方の中小企業の人手不足は深刻です。
いい人材の取り合いは必至!
これからはビジネスモデルや社員教育の前に、
採用で企業格差が付く時代に突入しました。
『我が社の状況』
24新卒3名採用し、現在戦力になってくれていますが、
25新卒は1名採用、これは想定より少なく残念な結果となりました。
また昨年日西が産休に入ったこと、
幹部社員の多賀が丸五年でご主人の転勤により退職。
三月末に丸三年勤務してくれた社員も退職となり、
総数は減少しています。
ということで、新卒一本での採用が理想ではありますが、
場合によっては中途採用も戦力確保の為必要となりました。
『欲しい人材』
これからの時代はスキルよりも、
継続するかどうかが最も重要です。
どんなに優秀であっても三年続かない人を採用しても、
弊社の場合、研修や教育、福利厚生に資金をかなり費やしますので、はっきりいって元が取れません。
兎に角、続きそうな人を採用したいのが本音です。
その為には、価値観が我々と合うかどうか、
弊社の考え方や方針等に納得がいくかどうかです。
採用されたいが為に、合わせてくる人もいますが、
結局のところ、後々合わないとなりますと、
本人にとってもマイナスでしかありません。
弊社は数字を含めて、ルールや戦略なども、
かなり細かく経営計画書に公開していますので、
学生は兎も角、中途採用の方は前職との違いをよく吟味した上で検討して頂きたいと思います。
『弊社の魅力』
我が社は様々な研修に行き、私も含めて勉強しています。
ですから時代の変化にも相当敏感です。
生成Aiを駆使した業務改善や、最新システムの導入、
そういったDX化は勿論ですが、
人材確保・育成に関しても、
最重要課題という認識は強いです。
ですので、前年より大卒の場合、
20,000円のベースアップで求人を出していますが、
更に27卒は+20,000円アップの予定です。
また所得だけだはなく、現在124日観と既に中小企業としては、かなり多い方ではありますが、年間休日も26年には128日、
27年には年間130日と大幅アップの計画です。
また叱らない経営もより一層、強化しています。
前年入社の社員が指導担当者を行うスタイルも継続、
今年度から18時から終礼を行い、
兎に角早く帰宅するように指導しています。
やはり折角、入社して頂けても、
続かなければかえって損失です。
人間関係の問題も浮上してくる前に、
絶対に起こらないように注意しています。
具体的には、方針によりルールを明確にし、
意見が食い違って口論にならないようにしています。
おおよそ、多くの論争がルールが分からないか、
ルールがないか、ルールが合わないかです。
全員納得するルールを作るのは難しいですが、
常に不満を吸いあげてブラッシュアップし、
周知することで
おおよその不満は解消可能です。
『我が社のビジョン』
できる社員、やりたい社員には、
どんどんと権限委譲し、
新しいプロジェクトを任せていきます。
私自身も週休三日の取得を目指していますが、
これは創業社長の私が現場を離れることにより、
より一層権限移譲が進みますし、
それに追随して会社全体の年間休日数も130日間をゴールとせず、
どんどんと増加させていきます。
そして2032年度には、代表取締役社長を交代し、
私は会長職となり、更に一歩下がって会社を見ていきます。
既に金銭的には、三回人生をやり直しても働く必要性は全くありませんので、
後は後任育成の問題だけです。
それまでにやるべきことは、ポータルサイトのリニューアル、
経理の業務改善、
期間システムであるSalesforceの回収、
これだけでも軽く6,000万円は超えるでしょうが、
更にM&Aや社屋の新設など、
まだまだ投資は続きます。
『就活に迷っている方へメッセージ』
迷っている=入りたいという願望がある筈です。
ならば、一旦、まずは応募してみて下さい。
書類選考ですぐに不採用になれば、迷った時間が無駄です((笑))
また大企業と違い、どんな人がいるか分からない、
と入社後の人間関係を心配する必要はありません。
私をはじめ、みたまんまの人ばかりです。
歯車となって何をしているか分からない、
成果の見えない仕事ではなく、
一緒に考えて進んでいると実感する仕事のやり甲斐も
エンジョブならではの魅力の一つです。
是非、勇気を出して、トライしてみて下さい。
私達は、一本踏み出す勇気を応援する社風です。