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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

研修に成長を求めるのは間違っているだろうか

日高温文

皆さんこんにちは!日髙温文です!8月も終わりに差し掛かってるのに、まだまだ暑いですね... 体調管理には皆さん気をつけていきましょう。

最近誕生日を迎えました!年齢を重ねるごとに、日が過ぎていくスピードがどんどん早くなっていくのを実感します。こうやって20代ってあっという間に終わっていくんだろうな...としみじみ思います。

でも、明らかに20代前半のときよりも毎日楽しいし、充実度は高いです(^^) 一日一日を大切に毎日過ごしていきたいです。

▽久しぶりに誕生日ケーキとろうそくでお祝いしてもらいました。誕生日くらいカロリーは気にしない!

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さて、今回は8月頭に参加した研修での体験談についてお話します。

先日、同期の丹羽さん・久原さんと3人で研修に参加してきました。今回の研修は、2月に受けた研修のステップアップ版。いわば続編のような位置づけでした。事前に社長や課長から「またチームでリーダーを決める取り組みがある」と聞かされており、僕たち3人の間では自然と「今回も全員でリーダーを取ろう!」という合言葉が生まれていました。

会場へ向かう電車の中で緊張はしながらも、僕は静かに拳を握りしめながら「絶対にリーダーになるんだ」と心に誓って研修へ挑みました。

▽研修日の朝、3人で朝ご飯を食べながら作戦会議

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研修が始まると、前回と同じくグループワーク中心で進んでいきました。やがて、グループリーダーを決める時間がやってきました。僕はそれまでに誰よりも積極的に行動しようと決め、自分から話しかけ、輪の中心に入るよう意識しました。議論ではまとめ役を担い、みんなの発言を整理したり、前に出られていないチームメンバーを前へ押し出す。心のどこかでこの努力が認められるはずだと信じていました。

しかし結果は非情なものでした。リーダーに選ばれたのは丹羽さんと久原さん。僕は選ばれることが出来ませんでした。

リーダーの人が前に出るように言われ、全8チームのリーダーが前に並びました。

その光景を目にした瞬間、僕の中に押し寄せたのは、絶望感と無力感、そして応援してくれていた皆さんの期待を裏切ってしまった罪悪感でした。リーダーを取れなかったことの悔しさと入り混じり、涙が出るというよりも、心に穴がぽっかりと開いた感覚でした。頭の中では「どうしよう」「何してんだよ無能」といった自分を責める言葉ばかりがこだましていました。

同期の二人が堂々と前に立つ姿を見たとき、僕は笑顔を作ろうとしましたが、心の中は穏やかではありませんでした。

「なぜ自分だけ......?」


「みんなからの期待に応えられなかった......」

悔しさが猛烈に溢れ出し、気づけば涙が止まりませんでした。大人になって、ここまで泣くほど悔しい思いをするとは思ってもいませんでした。これまでの人生を振り返ってみても、高校時代に希望していたクラスに上がれなかったときと並ぶほど、いやそれ以上の挫折感でした。

そして何より、社長や多田課長、大久保課長、その他の社員の皆さんに合わせる顔がない――その気持ちでいっぱいでした。「3人でリーダーを取ろう」と約束していた丹羽さんと久原さんに対する申し訳なさも強く、胸が締め付けられました。

その後の講義は、正直、気持ちを平常心に保つことに必死でした。リーダーが前に出て実習を進める場面もありましたが、「自分はなぜあそこにいないんだろう」と蚊帳の外にいる自分が悔しくてたまりませんでした。

研修が終わった後、二人と話したときには申し訳なさで涙が溢れました。その後ご飯を食べに行きましたが、僕は感情を処理しきれず、ほとんど会話もできませんでした。

その夜はホテルに戻っても気持ちの整理がつかず、明日からの自分の立ち振舞がわからず、悔しさとやりきれなさで頭がいっぱいでした。ただ、結果として決まってしまったものは仕方ない。なぜ今回こうなったのか、そして明日からどう動くべきかに目を向けよう――そう考えました。多田課長と大久保課長の二人に泣きながら報告しました。正直、情けないと思いながらも言葉が止まらず、込み上げる想いを全部吐き出しました。課長たちは真剣に耳を傾けてくださり、明日以降の立ち回りについて具体的なアドバイスをくださいました。

すると多田課長からは、こう言われました。
「リーダーになれなかった事実は変わらないし、できることをやろう。形式上のリーダーが決まっただけで、リーダーじゃないからできないことなんてない。リーダーよりも目立てばいいんだ」

また、大久保課長は静かにこう言いました。
「リーダーになれなかったのは残念だけど、その悔しさをバネにして残りも頑張って。自分にもできることをやって、これ以上後悔しないように。」

その言葉を聞いたとき、折れかけていた心が少しずつ戻ってくるのを感じました。そして明日からは失敗を恐れずに行動しようと心に決めました。

▽僕を慰めてくれてる久原さん

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「このまま終わってはいけない」――翌朝、僕は心を新たにしました。

リーダーにはなれなかったけれど、まだ研修は続いている。ならば、できることをすべてやろう。発表の場では勇気を出して一歩前に出て意見を述べ、全体を鼓舞するときは誰よりも大きな声でエールを送る。たとえ名目上のリーダーではなくても、場を動かす存在にはなれるはずだと信じて少しでも爪痕を残そうと動きました。

そんな中、講師の先生から一人ひとりにフィードバックをいただく機会がありました。僕への評価は二つ。

「自分のことしか考えていない」
「自分に自信がない」 

この2つがあなたがリーダーを取れなかった原因です。

その言葉を聞いた瞬間、胸を鋭く突かれたようでした。努力していたつもりでも、周りからはそう見えていたのか、と。一瞬ショックでしたが、講師の方が言うことは一言一句間違いではないと思いました。

特に印象的だったのは「あなたが自信が持てないのは、自分との約束を破り続けてきたからだ」という言葉です。正直、その瞬間は言葉を失いました。これまでの僕は、うまくいかないことがあると「環境が悪いから」「相手が理解してくれないから」と原因を外に求めていました。しかし本当は、僕自身が"自分と交わした小さな約束"すら守れず、その積み重ねが自信のなさにつながっていたのです。

「やると決めたらやり切る。小さなことでも続ける。それができればトップになれる」

そのフィードバックは心に響きました。僕はずっと逃げ癖を持ったまま生きてきたのかもしれない。これが僕の課題だったんだと気づきました。この瞬間を境に、そんな自分と決別しようと決意しました。

▽僕の支えになってる同期の2人。いつもありがとう!

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研修を終えた今、振り返れば辛いことも悔しいこともありました。けれど声を大にして言えるのは「最高の研修だった」ということです。もしリーダーに選ばれていたら、ここまで自分の欠点と真剣に向き合えなかったかもしれません。

「リーダーになれなかったけど楽しかった」で終わらせるのは簡単です。でも、それでは研修の意味が薄れてしまう。大切なのは"なぜなれなかったのか"を考え、そこから日常にどう活かすかです。今回の学びは必ず普段の生活や仕事に表れるはずですし、僕にとっては今後の課題でもあります。

そして、正直に言えばこの研修中、僕は毎日のように泣いていました。一日に何度も涙を流し、一日で泣いた回数なら人生で一番です。

そんな中で気づいたのは――僕に足りなかった"援助の心"、そして"自分を許してあげること"普通に生きていたら気づけなかったであろうことを知れた大切な研修でした。そのくらい濃く、人生を揺さぶられる時間であり、参加した体験は僕にとってまさに宝物です。

僕に足りなかったのは"援助の心""自分との約束を守る力"。この二つを日常の中で意識して行動に移せるようになれば、次に同じ舞台に立ったとき、必ず結果は変わるはずです。

▽この研修に連れて行ってくれた社長。社長は人材育成には投資を惜しみません。

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この研修で僕は、自分の弱さや逃げ癖と正面から向き合うことになりました悔しさや苦しさの先には、必ず成長の種がある――そう実感できたからこそ、この学びを次につなげたいと思っています。

僕たちの会社には、挑戦を恐れずに一歩踏み出す仲間がたくさんいます。もし「自分を変えたい」「もっと成長したい」と思う人がいるなら、ぜひ一緒に歩んでいきましょう。僕たちはそんな仲間を心から待っています。

▽とらくんと会社をお散歩しました。特製のキャットカーです(*^_^*)