役割を楽しむ
こんにちは!齋藤です。
今回の私のテーマは「仕事への取り組みの姿勢」についてです。
仕事で成果を出すのに「他でもない自分の取り組み姿勢」が大事だということは、皆さん知っていると思います。
もちろん、いつも前向きに肯定的に取り組めれば一番ですよね。
しかし実際は、上手くできずに辛く感じる、いっぱいいっぱいになって焦る、被害者意識を持ち意欲が無くなる・・・
そんなことがたくさんあるはずです。
私も同じくで、そうなったときの脱却の仕方をいつも模索していました。
そしてついにある日、魔法の一言に出会ったのです。
とても素敵な言葉なので、今回皆さんにご紹介したいと思います。
それは、私が営業で
「色々な人と会うのが怖い」「上手く話せない」「こんなことで躓いている場合ではないのに・・・」と憂鬱に思っている時期のことでした。
社内の朝礼で、その日は柳先輩が司会進行役。
毎日日替わりで司会の人がその日の朝礼で作り出したい成果のテーマを発表します。
柳先輩のその日のテーマは「一流の人間になる」でした。
柳先輩は、事前準備で「一流の人間とは」という項目を調べて発表し、
自分はどこを強化していきたいか?という問いかけをしてくれました。
項目には7項目あり、
・仕事を通じて周りへの貢献を考える「人間ができている」人
・意見を求められた時「なんでもいい」と言わず、迅速に前向きな意見が言える
・感動を積極的に言葉にする
・狭い目標にとらわれず広い視野で物事を見る
・今の自分の役割を楽しむ
・自分の世界を持っている
・メンタルを整える本を好んで読む
という内容でした。
この中の一つがとても衝撃的で、
それ以来行き詰った時はその言葉を思い出しています。
すると一瞬で元気になってしまうので、まさに運命の言葉との出会いでした。
その言葉は、「今の自分の役割を楽しむ」です。
これを聴いた瞬間、「本当だ!!!これだ!!!!!」
とビビッときました。
まず、「役割を楽しむ」という部分。
今から、あなたが一流だと感じている人、思い浮かべるだけで「もっとこの人と話したい!」と
ワクワクしてしまう人を思い出してみてください。
いかがでしょうか?
私の場合、それは100発100中で「仕事を楽しんでいる人」だったです。
それは営業でお会いする人、コンビニで働いている人、宅急便で荷物を届けてくれる人など
業種や年齢は全く関係なく思い浮かびます。
そして、そういう人は挨拶一つ、少々の話一つで分かってしまいます。
ビビッと来る人は、やっぱり楽しんで前向きに取り組んでいるのです。
ここで言う「楽しむ」とは、「楽しくやる」というような浅いものではありません。
自分の今ある状況を100%受け入れて自分のものにし、もっと学ぼう、もっと改善しよう、もっと目標に近づこうと自分の力で進んでいるということです。
そういう人は、その人にしか出せない価値を自然と出し続け、生きた日数分の価値が内側に積み重なっていきます。
だから周りから魅力的に見えるのでしょう。
そして、それをそっくりそのまま自分に当てはめると・・・?
私の営業でも同じことじゃないか?と気がつきました。
自分だったら、営業の人が来たときに「嬉しい、ワクワクする!」「この人と話したい。この人の会社と関係を強化したい!」と感じるのはどんな人が来たときか?
多少ミスがあっても、胸を打つようなひたむきさ、明るさ、
親しみやすさ、仕事へ対しての情熱がある人がいいではないか!
だとしたら、私が目指すべきは
様子を伺いながら失敗せず振舞う私ではなく、
決まった業務をその通りにこなす私でもなく、
とにかく前のめりで一生懸命頑張っている私ではないか?
自信がなく不安そうにしているのは自分の保身の為であり、
誰も喜ばないということに気がつきました。
そして、「今の」という部分。
まず、仕事をする上で「何か一つでも学ぼう」と前のめりの姿勢で取り組む時は、必ずいつも気づきや学びがあります。
しかし、「とりあえず乗り越えよう」と思っている時は、ただ作業をこなすだけになりそれ以上の成果はありません。
今自分がしている仕事は、5年後、10年後、20年後、同じようにはできません。
それは誰もが同じだと思います。
今の仕事を何年か後に同じくやっている保証はなく、
そもそもこの年齢で、この仲間と、この状態でこの役割ができるのは、今しかないのです。
10年歳を取った自分が、今の若い感性の自分と同じ気づきを得られるとは思えません。
同じ条件で学べるときなんて二度と来ないのです。
ということは、怖がっている日が一日あれば、その1日分だけ学びを損していることになります。それなら、ついていくので精一杯という状態は非常に勿体無いのではないでしょうか?
それに気がつき、これは今からすぐに楽しまなければ!!と心から思いました。
自分がこの役割を喰ってやる、隅々まで吸い尽くす!
上手くなんてやらなくてもいい。
何も難しいことはなく、自分の一流の人間像に向かってただひたすら精一杯学んで、挑んでいけばいいんだ!
そうやって楽しんだ方が、絶対に学べることは多くなるはずだと分かりました。
それからのアポイント電話は、不思議と怖いと感じる気持ちがなくなりました。
また驚いたことに、いつもは恐る恐るかけていた電話の中で、自分から「当日お会いできるのを楽しみにしております!」という言葉が自然と出てきたのです。
これは相手が変わったのではなく、自分の心のドアの開け方が変わったからでした。
今でも怖いと感じる時、仕事が溜まって焦って視野が狭くなる時、
上手くいかないサイクルに嵌って不安になる時はたくさんあります。
丁度、このブログを書いている今も、数日前からやたらと上手くいっていません。
しかし、柳先輩が教えてくれたこの魔法の言葉で一気に解決です。
この言葉を思い出すと、「今のこの大変な時ほど材料が揃った最高の環境だ!今を逃すな!」という気持ちになります。
「楽しむ」って最強の言葉です。
正誤・難易・喜怒哀楽などの全ての葛藤を超越したところにあり、それらを一瞬で解決してしまいます。
何が起こっても「今のこの役割を最大に楽しもう」と思うと、
すぐに学びの姿勢ができあがってしまうのです。
今、私の周りには会社の仲間、参加中の研修で共に学ぶ皆さん、
営業で出会った素敵な方々と、たくさんの頑張っている人たちがいます。
この素敵な言葉を一人でも多くに届け、楽しみながら共に成長していきたいと願っています。