楽しい釣りツアー
石田由香
すっかり秋ですね。行楽シーズンの真っただ中に入りました。昼食を一緒にすることが多い、社内の子持ち仲間の高村さん一家が、ハゼ釣りに出かけると言うことで誘って頂きました。お言葉に甘えて親子共々便乗させて頂きました。
行先は、三方五湖の一つ、「久々子湖」。出発前日に高村さんから「ココに集合」と送られた地図を元に、どんなところかもわからないけど行ってみました!
地図を見ると、道路も何もないように見える湖の畔...。こんなところで釣りなんかできるの!?と思っちゃったほどです。
このあたりですね。魚釣りを熱望する息子は、このお出かけを餌にすると、前日からなんでも言うことを聞くイイ子に変身してくれていました。当日は早朝から息子に叩き起こされ、ノルマの家事をこなし、出発の準備をしてレッツGo!です。
着いたら、野球場の真裏で岸に沿って柵があるだけですが、釣りをする人が車をあちこちに停めて釣ってました。天気も良く、めっちゃ気持ちのいい朝です♪
それほど待たずに高村さん一家が到着。酒の肴を期待して、あきちゃんもマイカーで高村一家と一緒に来てくれていました。
高村さんが釣り竿をセットし、うちの息子がどっかから持ってきた釣り竿もセットしてくれました。(知らない間にじいばあのどっちかに買ってもらっていたらしく、母はそんなものを持っていることを全く把握しておりませんでした)
そして、気持ちの悪いミミズちっくな虫をちょん切って針に刺し、高村さんがヒュッと湖に投げ入れる。入れた瞬間にもう釣れている、入れ食い状態。うちの息子、あきちゃん、高村家長男が一本ずつ釣り竿を握り、高村さんが誰かが釣ってくる度に魚を外し、餌をセットし、投げて竿を渡す。次々に釣れるもんだから、高村さんのところには竿を持った人が並んでました(笑)
かれこれ、何匹釣ったことでしょうか?100匹?バケツの中のハゼさんは、酸欠で死んでたほどです。昼になって10匹~20匹ほどを袋に詰めて頂き、家に帰りました。
さて、夕方の晩御飯の支度の時間です。運悪く、普段魚をさばく母が不在です。袋からハゼを出すと、なめこ並みにヌルヌルしています。どうしたもんか...。タコのぬめりは、塩でもんで取ると聞いたことがある。なので二度塩で洗いました。そして、エビの泥臭いのは片栗粉で取ってるので、念には念を入れて片栗粉で洗ってみたら、なんとかぬめりはなくなりました。
次は魚をどうおろすか...。丸ごと唐揚げにしたい気持ちをこらえながら、天ぷらにしましたよ。「ちょっと頑張って天ぷらにしよう」と決定。その決定を後でどれほど後悔したことか...。頭を取り、内臓を出す。ウエッ...。
やっぱり天ぷらを食べて骨が気になったら嫌なので、三枚におろす。5匹目で天ぷらにしたことを後悔しました。
「頑張ったら揚げたての天ぷらとおいしい焼酎」この呪文を心の中でずっと唱えながら黙々と三枚おろしの作業。久々に自分を追い込んで頑張った体験をさせてもらいました。
出来上がった天ぷらはと言うと...。大袈裟でもなんでもなく、過去に食べた白身の天ぷらの最高峰でした。マジでおいしくて、酒が進む進む...。苦労のかいがありました。
さて、同行したあきちゃんは、おじい様が唐揚げにされたそうです。お野菜を育てるのが上手で、夏野菜をいつもたくさん提供して下さいます。お魚をさばいて料理ができるなんて、素敵すぎます。
我が家のおじいさまは、一言「やはりハゼはおいしい」と発するだけでしたが、間食していました。普段は一言も話さない人なので上等です。
嬉しくて、高村さんにこの画像をLINEで送ったところ、上手にさばけているとお褒めを頂きました!ヤッター!自分は全く釣らなかったけど、見ているだけでも釣りって楽しいです。また高村さんから誘ってくれると嬉しいなぁ...。
息子はと言うと、今までの釣りの中で一番楽しかったとのこと。
今回を含めて三回しか行ったことがないのですが...。学校の作文にもその楽しかったことを書いていました。そんな楽しい思い出を作ってあげられたのも、高村さんのおかげです。ありがとうございました。
ぜひとも、エンジョブ釣り部を結成して頂きたいです。