「選んだんだよ自分で!」
4月ですね!野々宮です。
新生活の時期ですね。新入社員さんが入ってきた企業様も多いのではないでしょうか。
弊社も頼もしい新入社員の方が入ってきてくれて、本当にありがたいです。
しかし、逆にせっかく入ってきてくださった方が「やっぱり思っていたのと違った」と言って早々と辞めていかれる
そういう企業様も少なくないと思います。
そういうギャップが無いように努めるのが大事ですが、
実際にやってみないとわからないこともあるし、同じことでもどう受け止めるかはその人次第で全員が全員同じ受け取り方をしません。
私も入社してから、「本当にこのままでいいのだろうか?」と考えたことはありますし、
社会人なら誰しもが時期は違えど当たる壁だと思います。
その度に人は、「やる」か「やらない」かを選択していますが、
「やる」と決めたのに都合の悪いことからは目をつぶったり、
「やらない」と決めたのに人や環境のせいにしたりしていないでしょうか?
ということで、今回は「選択と責任」についてお話します。
これは最近、弊社の朝礼であった1シーンです。
その日の司会者が「仕事ができる人の心得」という本の中から一つだけ単語をピックアップして、
全体でディスカッションをする時間があります。
この日の単語は「入社」
"ゴールではなく、スタート地点です。
募集をしたのは会社ですが、この会社を最初に選んだのはあなたです。
そして、会社があなたを選んだのです。
温かく迎えて、手塩にかけて厳しく育てる"
この言葉を聞いて、いつだって今の自分を決めているのは、
選んできた自分なんだと改めて思いました。
私も例に漏れず弊社の入社式に参加し、
3ヶ月の研修期間を終えて、
もうすぐ入社4年目になります。
4年も経てばいろいろと経験するわけですが、
嬉しいことがあったときも、
辛く悲しいことがあったときも、
やはり入社した時の決意を思い出します。
嬉しいことがあれば、
「あの日選択してよかった」と過去を認められます。
嫌なことがあれば、
「あの日自分で選んだんだ」と奮い立たせてきました。
選んだことに責任を感じない人は、
「そうするしかないんだ」と被害者になりますが、
自分の選択に責任を持てる人は、
「じゃあこれからどうするか」と次の選択を自分で考えられるようになります。
「選択と責任」というテーマでいうと、
もう一つ自分の中で強烈に思い出せる出来事があります。
ちょうど1年前、とある研修に参加した時のことです。
60人くらいの男女、役職も年齢もバラバラで、
高校卒業したばかりの方もいれば何十年も会社を経営されてる社長さんもいるような研修でした。
そんなメンバーでたった一人しかなれない総リーダーに自分がなる幸運に恵まれたのですが、
研修が進むに連れて、その役割の重みがプレッシャーになって嫌になりました。
こんなに大変ならならなきゃよかったな。。。と思いましたが、
その研修中で「選択には責任がともなう」という講義があり、
今の自分がまさにその事実にぶつかっていると気づかされました。
選ばなければ責任はなかったですが、
リーダーにならないという選択も選べたところで、
なるという選択をしたのは自分の意思です。
そのことに気づいてから、
自分がリーダーとして次にどうすべきか、
選んだ責任をどう果たしていくのが正しいか、
前向きに今の自分の逆境を受け入れられるようになりました。
この先、どんな道を選んでも「こんなことになるとは...」と弱音を吐くことが誰しもあるはずです。
そんな時に「やめる」という選択を取ることもできます。
それを否定はしません。
しかしまたその選択にも「責任」がつきまとうことを自覚することが大事だと思います。
それが出来ないと、この先どんな選択をしても都合の悪いことが起きれば、
「あの時あぁすればよかった」と後悔することが、必ず来ます。
そして、今年も弊社には入社を選択してくれた新入社員さんがいます。
もしかすると、まだ本人の中ではこの選択がこの先どんな重みを持つか、
まだわからないところもあるかもしれません。
けど、私たちはその決意の重みをわかっているので、
この選択が間違っていなかったと言えるように、
一緒に歩んでいきたいと、そう強く思っています。