エンジョブで「先輩になる」という意味
こんにちは!齋藤です。
コロナウイルスでお出かけも出来ない大変な時期...
社内のねこ達はお構いなくいつも通りでほっこりします。
さて、先日エンジョブでは毎年恒例の新入社員入社式が行われました。
このエンジョブの入社式は3日間あり、他では絶対に無いようなプログラムになっています。
細かい内容は公開できませんが、毎年社長と社員全員で試行錯誤し、より良い入社式にしようと改善を続けています。
入社式は、わたしたちの会社から新入社員さんへ贈る、最初のプレゼントだと考えています。
間違いなく、エンジョブが社員に贈る一番は「成長」です。
わたしたちはこの3日間を通して、新入社員さんが自分に気づき、じっくり向き合い、そしてこれから成長していけるための「きっかけ」を作ります。
私たち自身も、その入社式を体験して今ここにいます。
ですから、毎年「自分と同じ感動を今回の新入社員さんに贈りたい」と思うのです。
そして、今年も1人、とても素敵な人が来てくれました。
多賀さんです!
彼女がどんな人かを簡単に表現すると、「難題の答えを自分で探す度胸がある人」だと私は思います。
難題とは、勉強や知識のことではありません。
自分がどう動けば良いのか、どう解釈すればいいのか分からない局面に来たとき、考えを放棄することや逃げることは簡単です。
しかし、多賀さんはそうせず、自分で分かるまで考えます。
「これは自分で答えを出すべきだ」と思うことは、今まで聞いた話や行動を振り返り、自分の答えを出して行動に移します。
そしてすごいのは、この一連の流れが恐ろしく静かなことです。
口で言うよりも行動で示すという、もっとも難しいことをこの3日間で何回も見せてくれ、そのたびに驚き感動しました。
多賀さんは、とても頭の回転が速く、答えにイチ早く辿り着く人です。
考え方は非常にスマート、感情よりに捕らわれず効果性を考えられる人です。
私とは正反対のタイプです。多賀さんの考え方を聞くと、まったく知らなかった視点や「確かにそうだな」と思うことが後から後から出てきて、私は彼女にとても興味津々です!
この3日間で、多賀さんはまず今までに経験しなかった場面に何度も出会いました。
そのたびに、自分が成長できる道を一生懸命探して選んでくれました。
それはとても静かで一見分かりづらいのですが、選んだ結果の行動を見れば一目瞭然です。
多賀さんは、わたしたちが真剣に伝えたものを真剣に受け取り、返してくれる人です。
今はおそらく、自分で答えを見つけられない難題があるでしょう。
しかし、エンジョブにきたらそれは日常茶飯事です。
分からないことこそ、これから分かるようになるという「伸びしろ」です。
そんな、毎回ステップアップしていく実感に溢れた会社です。
分からないことは、これから一緒に成長しながら見つけていきましょう。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
そして今回、新入社員の多賀さんはもちろんですが、他にも私を猛烈に感度させてくれた人達がいます。
本当は全員の名前を挙げていきたいくらいなのですが、今回は2人に絞りました。
中谷さんと布目さんです。
まず、布目さんは2年前に入社した3年生です。
入社直後から新入社員とは思えない機敏さでメキメキ成長し、史上最速で独り立ちしたスーパー期待の星です。
昨年は後輩の中谷さんをスパルタ指導で立派に育て上げました。
布目さんは、あまり感情を顔に出さない人です。
もちろん、涙を流すというような場面はほとんどなく、今までに見たのは彼が入社したときのみでした。
その時は、先輩社員である大久保さんからの心からの言葉を受け取ったときでした。
そして今回は2回目。多賀さんへ言葉を贈るときに言葉に詰まるほど涙を見せました。
その時に言ったのが、「多賀さんはとても自分に似ている。だから自分が言ったことや他の人から言われていることが全部自分に言われているようだ。そしてその受け取るときの気持ちもよく分かる。」ということです。
人に共感し、自分と相手という壁を越えるような気持ちを持つことこそ、布目さんの課題でもありました。
今回この場面を見て、布目さんが真剣に多賀さんと自分に向き合ったからこそ、課題のステップを確実に登ったと感じました。とても胸が熱くなる場面でした。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
そしてもう一人、昨年に入社した2年生の中谷さん。
中谷さんは、感受性が豊かで真っ直ぐで、とても吸収力の高い人です。
この1年でたくさん苦手なことや出来ないことの壁にぶつかり、そのたびに真剣に向き合って成長してきました。
今回感動したのは、中谷さんの昨年の入社式の姿と比較したときの姿です。
今回、中谷さんは初めて自分の後輩を持つことになります。
入社式の何ヶ月も前から、この日をドキドキしながら待っていました。
昨年新人としての指導を受けているときも、「来年は自分が新しい人に教えることになるので緊張します」と何回も言っていました。
昨年入社したときの中谷さんは、複数人の新人さんの中で一番引っ込み思案でした。
前に出たときもおどおどと自信なさげに話していました。
しかし、社長から「来年はこの中の誰かが新人さんの指導をすることになる。やりたいひとはいますか?」と聞かれたときに、「自分がやりたいです!」と手を上げていました。
まだ入社したばかりで右も左も分からず、全く自信も無い中で手を挙げたことにとても私は感動しました。
そして今回、多賀さんの入社式で、前に出て力強くメッセージを伝える中谷さんがいました。
まったく別人のように、堂々とエネルギーに溢れた姿でした。
この中谷さんの姿に、おそらく先輩社員は全員胸が熱くなったはずです。
この1年で、本当に大きく成長しました。
1年前、勇気を出して唯一手を挙げた中谷さんに見せてあげたいと思いました。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
エンジョブで「先輩になる」ということは、ただ単に「後輩が入ってくる」ということではありません。
私たちの会社を選んできてくれた新しい仲間に最高の成長の場をセッティングして迎えること。
そして「目指してもらえる先輩」としてふさわしい姿を目指すことで、自分も成長するということです。
入社式は、1年の中で一番社内レベルが上がる時です。
今年の入社式も、多賀さんという素晴らしい人を迎えることができました。そして、私たち先輩社員も全員が昨年よりレベルアップしました。
先輩になっていくことで成長する姿が見られるのはとても嬉しいです。
今年はこのメンバーで、更に改革と改善を進めていきます!