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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

重要な決断は肯定的な時に行うべし!

高橋純

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自分自身で何かを決めるとき、何をもって決めているでしょうか?

いくつもの選択肢の中から、正解を探し決定することは難しいことです。

人は無意識の中で、いくつもの選択肢の中から、

マイナス・プラスを査定し、プラスの多いほうを意思決定します。

じゃんけん・トランプ・麻雀・将棋などの勝負ごとから、

日常のことや人生の重要な局面まで、あらゆる思考や行動の意思決定が、

脳内におきるYES/NOの多数決で決まります。

 

さて、改めて「意思決定について」考えてみましょう。

 

意思決定の重要な要素に過去の体験・経験があります。

人は成功体験をすると、幸せホルモン、ドーパミンが脳内に分泌され、

幸せ感に満たされ、意欲が湧き、また再現しようとします。

 

逆に失敗体験を繰り返すとやる前から無理ではないか?

出来ないのではないか?

という認識にとらわれ、やる前から体が委縮します。

 

また体験・経験をしていなくても、人は学習から意思決定が出来ます。

事前に書物や人から聞いた情報を元に、これはプラスのことが起きると

先の行動を予測したり、経験がなくても意思決定が可能です。

 

とはいえ、人間の意思決定はどのように行われるのか?

解明されているわけではありません。

認知機能が著しく低下した老人や事故により脳に障害をもった人でも、

あれは嫌だ、これが欲しいなど、意思決定を示します。

 

また人の意思決定はそのタイミングによっても、何故か変化します。

例えば、うつ状態の場合は会社を辞めたいなど否定的な意思決定が起き、

躁状態になると、壮大なビジョンを語る場合があります。

「愛している」「別れよう」とか、

「頑張ります」「辞めたい」など、コロコロ変化する人の多くは、

精神疾患を抱えていますが、そこまで極端でなくとも、

感情の持ち方によって、発言や行動、つまり意思決定がコロッと変化します。

 

つまり人間は正しい選択を繰り返すことは、相当難しいということです。

プラスの方向に意思決定を繰り返せばいいと分かってはいても、

それが出来ないことが人間らしさでもあり、人としての弱さです。

 

いずれにせよ、言えることは、うつ病ではなくても、

人の気持ちはうつろぎやすく、肯定的な時と否定的な時を繰り返しています。

一見、優れている人が必ずしも人生において成功しないのは、

このうつろぎのせいだと私は考えています。

 


結論は否定的な時に意思決定をしてはいけない!

 

ということです。

自分では冷静に考えているつもりでも、実は脳はそのようには働いておらず、

先月まで一生一緒にいよう!と言っていた人が大嫌いになったり、

頑張る宣言をした翌月に無断欠勤などの事態を招いている。

そのような言動一致をしていない時は、つまり脳が正常に働いていない・・・

と認識することです。

 

どんな成功者も一時の感情ですべてを台無しにしてしまいます。

それを他人事と思わず、

自分の感情がどう働いているかを客観視することが重要です。

 

 

追伸、

もちろん肯定的な時というのは、ハイになっている状態ではありません。

そこは誤解しないようにして下さい。