【父と食事】人生で初めて行ってきました。
多田裕未
こんにちは。多田です。
このご時世で、ヨガ教室をお休みしていたのですが、7月に入り行き始めました〜。
筋肉痛でバッキバキです。やはり運動は大切と身に染みます。
運動音痴な多田ですが、ヨガ教室ではどの生徒よりも「笑顔」で受講してます。
苦しいトレーニングを苦しい表情でするより、笑顔でした方が、効果が違うそうです。
いつもヨガの先生に「ひろみさん、今日もナイススマイルでした!」と褒められて、やる気満々です(^^)
ヨガは、真剣にやればやるほど、心と体をいい方向に変えるすごいスポーツ?です。
私の密かな夢は、インストラクターの資格を取ることです。
会社で教えられるくらい上手になりたいです(^^)
今回のテーマは、タイトル通り
「人生で初めて父と娘の2人きりで食事」をしたことについて書き綴っていきます。
それは7月4日(土)・・・そう、昨日でございます!
本当は父の日に行きたかったのですが、父の都合や私の都合が合わずに2週遅れの父の日のプレゼントとなりました。
(※あと、家族に会社イベントか?と言われましたが、違います!自主的に父を誘ってます!)
行き先は、父も私も初めていくようなカウンターで時価で握ってくれる高級寿司。
父と初めての食事だったので、奮発しました!(笑)
父は寿司が大好きですが、回転寿司か、スーパーとかの安い寿司しか、今まで食べたことがなかったそうです。
1個1個「うまい」「全然違う」と感動しながら食べてくれてて嬉しかったです。
私も生まれて初めてタグ付きのノドグロを食べました。
私の父について少し紹介します。
【基本ステータス】
・60代中盤〜後半?
・少し耳が遠くなりました
・自営業の1人社長
【性格】
・静かで表情に出さないタイプ
・ノーと言わない。なんでもハイという。
・コツコツコツコツ・・・
・忍耐強く、我慢強い
そう、、、酒井さんなんです!!
本当にそっくりで・・・いつも酒井さんと話していると父を思い出します。
父は寡黙で、しかも家を出る時に少し緊張してたので、ちゃんと話が続くかなぁ〜と思ってました。
しかし、今回食事に行って、父から学んだことがたくさんあったので書き綴っていきます。
私自身が父を尊敬しているので、父の自慢話に近いかもしれません・・・。
父は今を生きている男
父の人生はなかなか面白い経歴の持ち主です。
18歳〜30歳 1社目の電気工事の会社員
30歳〜58歳 2社目の電気工事の会社員
60歳〜現在 会社を起業して現在に至る。
私は父が35歳くらいの時に生まれた娘なので、
2社目のことしか知りませんでした。
子供の私からすると、朝早く出発して、夜遅く帰宅して、
疲れてすぐ寝てるイメージでした。
なのであまり毎日遊んだ・・・とかそういう記憶がありません。
俗にいうちょっとブラックな会社だったんじゃないかなと思います。
子供ながらに、遊んでもらえない不満よりは「すごいな」という尊敬の気持ちを持ってました。
2社目の社長さんがかなりクセが強く、父への風当たりが強く大変だったことを少し聞いてましたが、父は持ち前の忍耐力と真面目さで、本当に酒井さんのように愚痴一ついうことなくやり切ってました。
私は、今回の食事で過去大変だったこととか、そういう話を聞けるのかな?と思っていましたが、
・以前の会社の社長に感謝していること
・あれだけパワフルな社長だから1代であそこまでできたというストローク
過去の話はその2点だけでした。
それ以外は、「今の話」をずっとし続けていました。
私は、年をとっても過去の栄光や愚痴の話ばかりせずに、
今の人生がこんなにたくさんの出来事があって、充実している父がすごいな!!と思いました。
辛いことにも耐えて、明るく前向きにやってきた。それで今、父の人生はうまくいってます。
本当に大器晩成の人生だと思います。
父の営業の極意
父は、一人社長なので、自分で営業をかけて仕事をとってきています。
驚いたのが、起業してから5年くらいしか経ってないようで、
もしかして60歳くらいに起業したのか。と本当にその行動にびっくりです。
何より、起業してから本日まで「明日何しよう」と暇な日はないそうで、
本当にありがたいことやな。と言ってました。
今のところずっと黒字で税金ばっか払っとるわ!と言っております。
~父の営業の極意は5つ~
1、昔からの付き合いを大切にする
なんと父は1社目の20代くらいだった頃のお客様がまだ現在のお客様だそうで、
もう30〜40年の付き合いだそうです。
社員時代も社長になっても、お客様への接し方は同じです。
常にお客様ファーストで、自分の都合を考えずに親切に対応していたので、父についてきてくれた社員時代のお客様がたくさんいる。
もともと会社をするつもりがなかったのですが、お客様から「お前にしか頼まないから」と言われたため会社を始めたそうです。
2、1回の仕事で次の仕事の種まきをする
父は電気工事の仕事なので、エアコンを設置しに行ったら、
行きたくなくてもトイレに行ったり、家を徘徊するそうです。
外壁や水まわりが古くなっていたら、そこのアプローチをするそうです。
具体的な場所を見せて、ここをこうしたほうがいいと説明して
また声かけてください!というと、大体声がかかってくるそうです。
娘:「すごい成約率やな。」
3、人が嫌がる仕事もやる
父は電気工事の仕事ですが、自分の業種以外のことでもお客様が困っていることは基本、外注せずに自分でやります。
最近は、シロアリでやられていたお客様の自宅で、父がシロアリだらけの床下に潜って、
(めっちゃ臭いらしい)
写メをとって、これはやった方がいい。と営業したそうです。
そういう仕事は、高い料金払ってでもやって欲しい。というお客様が多いそうで、「がっぽり稼げた〜」と笑ってました。
マスクをして、駆除スプレーなどを駆使しながら、自分でやったそうです。
辛い仕事なのに、明るく笑って話せるのがすごいです。
4、高い商品から勧める
お客様の中では、とにかく安く安く!という人もたくさんいるそうですが、
父は絶対に、その人が欲しいものよりも高い商品から勧めるそうです。
ただ稼ぎたいというよりは、エアコンとかだったら何年も使うものだから
実際激安エアコンは最悪だそうで、ちゃんとメリットとデメリットを
高い商品、安い商品ともに伝えていると言ってました。
年間単位の電気代の削減だったり、エアコンのきき具合などを説明すると、
大体、高い商品を買ってくれるそうです。
娘:「私と似てるな。」
5、雑談の中で本音を見つける
父は押し売り営業は絶対しない。と何回も言ってました。
そもそもお客様が欲しいことを言わないから押し売りになる。
お客様が望んでいることを伝えてあげるのは、押し売りではない。
と持論を語っていて、お〜!!すげ〜!!と純粋に思いました。
まずは、売りたい売りたいという姿勢はやめて、
お客さんとなんとなく世間話をしている時に、ぽろっと
自宅で困っていることを話してくれたりするそうで、
その本音を拾って、プランの案内をするそうです。
課長の仕事とは
課長になったことを報告しました。
反応的には、「すごいな!おめでとう。やっぱりか。」という感じでした。
「俺は、M(父の弟)とひろみは、絶対上に登っていくタイプやな」って何回も話してたんや。と言ってました。
兄弟の中でも、私だけちょっと変わっているそうです。
(多分褒めてると思います?)
課長の仕事について、話してくれました。
「課長は自分の仕事をしながら、自分の部下の仕事がちゃんと毎日あるか?」を見ないといけない。
仕事をしてて楽しかったり充実しているのは、
・朝起きて当たり前のように仕事があること
・あれしないといけない、これしないといけないと自分で段取りがたてられること
この2点だそうです。
これが仕事のやりがいを感じる要素だと言ってました。
一番辛いのが、暇でやることがなくて、毎日窓磨きをさせられること。
課長になったなら、「自分以外の人にもちゃんと仕事がある環境を作ること」を意識するといい。と言われました。
自営業の自分も「明日の仕事がある」から頑張れる。と言ってました。
家族貢献とお金の使い方
普通の60代後半とかがどうなのか、わからないのですが、
父のお金の使い方は、思い切りがすごくいいです。
とにかくリフォームが好きで、ここ1〜2年で家がとんでもないことに・・・。
・家の半分くらいのサイズを増設してリビングを広くした
・トイレ2箇所に最高ランクを2台設置
・玄関の扉が三枚戸の重厚感あるやばいドアになってた
・風呂を全部新品に
・洗面所を全部新品に
・冷蔵庫、洗濯機、テレビ、オーブン、など家電を全て最新モデルに
・ダイニングテーブル、椅子などめっちゃ高そうな木素材に
余裕で高級車買えるようなリフォームを一気にやってます。(現在進行形)
Q、なんでやったのか?
A、家族のためです。
母親がトイレが掃除しづらいと言ったら、すぐ最高ランクのトイレになり
姪っ子が走り回りたいと言ったら、リビングが増設
将来車椅子になった時のために、扉を一新。
自分が、というより「家族が快適に暮らせているか」が父の中で重要であり、
仕事のモチベーションになっているそうです。
Q、どうしてできたのか?
A、間違いなく、お客様のおかげです。
何回も何回も、「お客さんはありがたい」と言ってました。
自分の今の暮らしは、お客様が毎日仕事をくださるから。
もし、何もせずに年金暮らしだったら、こうはできなかったと言ってたので、今も働けることに感謝していると言ってました。
こうやって聞くと、金遣いの荒い父さんやな〜と思ったでしょう?
実は、父は自分のことに関してはすごく節約?無頓着です。
・私服がほぼない。
常に仕事の作業着です。昔はお洒落じゃない父が恥ずかしかったりしましたが、そこにお金をかけなかったのだなと今ではわかります。
・1000円の腕時計をしてる。
世の中の社長さんでこんな安物使ってるの父だけなんじゃない?と思います。
別に欲しくもないし、こういう時計じゃないと工事しづらいわ!と言ってました。
・自分の車がない
会社用の軽自動車で機材が乗りまくってるワゴン車だけです。
こういう父なので、外食も一切しないし、お金もほぼ母が管理してるので、
今回、お寿司にいけて本当によかったなと思います。
ちなみに父に車は欲しくないのか?と聞いたら、プリウスのハイブリット車が欲しいそうです。
リフォームをしなければ余裕で買えると思いますが、
自分の欲しいものよりも家族を優先できる父は本当に尊敬します。
おわりに・・・
ということで、人生で初めての父との食事でした。
父も楽しかったのか、いつもよりたくさん飲んでいて、
私も飲むはずではなかったのに、いつの間にか飲んでいて(笑)
代行をよんで帰りました。
緊張しましたが、とても楽しく父からさらに学んだ貴重な時間でした。
昔からですが、父は絶対否定をしないので、私は安心して報告ができます。
(こういうところも酒井さんに似てます。)
私の人生の目標であり、超えたい存在が父です。
ただ、父もいまだに成長を遂げていて、バリバリ働いているので、まだまだ抜かすことは出来なさそうですが、
いつまでも高い目標として、元気でいてくれて嬉しいです。
お寿司屋さんの大将とも、来年の父の日に私がまだ課長で出世してたらまたきます、と伝えました。
エンジョブ社員のみんなも何度もブログに書いてくれていますが、
親と過ごせる時間は、もう数える程度です。
恥ずかしい気持ちや照れ臭い気持ちで行動しなかったら、親が死んだ時に絶対後悔すると思います。
来年と言わずに、私も家族と会える機会に自分ができることを最大限考えて行動していきたいと思います。
苦しくて大変な社員時代に、一生懸命働いて、私を育ててくれた父に「感謝」してます。
そして、今現在も老いることなく、私の目標でい続けてくれる父を「尊敬」してます。
父が大好きです!
(スッカスカ~)
ちなみに社長から父の日のプレゼントにお勧めしてくださった本を渡しました。
http://blog.livedoor.jp/enjob3/archives/1997937.html
父は本を読むタイプではないですが、読んでくれると嬉しいです。
母にもぜひ読んでみて!と伝えました。
60代の人にお勧めの本らしいです!
(ギッチギチ~)