社長へ直接考えを届けられる仕組み
こんにちは、齋藤です。
先日、母と妹と山代温泉のゆのくに天祥さんに泊まってきました。
本当は父も来るはずでしたが急遽仕事が抜けられなくなってしまったため女子会となりました。
▲お部屋で記念撮影
せっかくだからと露天風呂付客室にしたところ、すごく良かったです!
全員温泉が大好きなので、大浴場に行ったりお部屋のお風呂に入ったりと温泉三昧で幸せでした。
ゆのくに天祥さんは2回目の宿泊ですが、食事が美味しくスタッフの方の対応も良く、温泉がとにかく良いので何回も泊まりたくなる宿です。
妹とは1年ぶりくらいに一緒にゆっくりできたのでよかったです。
▲夕食風景
さて、今回は「社長へ直接考えを届けられる仕組み」についてお話します。
◆目次◆
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1、意見を吸い上げる仕組みが大事な理由
私が担当している求人の一次面接の中で「どうやって意見を吸い上げているんですか?」という質問をたびたび頂きます。
今読んでくださっている方でも気になる人はいるのではないでしょうか。
「職場の人間関係が良い」、「意見が言いやすい雰囲気」・・・これを謳う中小企業は割と多いですし、もちろん大切なことです。
しかしそれだけでは、意見が言える人と言えない人がどうしても分かれてしまいますよね。
結果的に、言える人にとっては働きやすく、言えない人にとっては不満が溜まる会社になってしまいます。
▲大久保さんに頂いた猫ベッドを愛用するれん
エンジョブの代表髙橋の考え方として、「声が大きい人・よく発言する人の意見だけが尊重されるのは良くない」というものが一貫してあります。
それを実現するために、エンジョブでは空気感だけではなく具体的な仕組み化をしています。
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1、日報・月報(報告書)
2、社長とのサシ昼食
3、月1回の課長との不満面談
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大きくは3点で、大まかな内容についてはこちらのブログで紹介しています。
今回はこの中の2番、「社長とのサシ昼食」について紹介します。
2、「社長とのサシ昼食」とは?
「社長とのサシ昼食」とは、社長と社員の1:1で社外に出て昼食をしながら話す仕組みです。
前述で挙げた3つの仕組みの中でもっとも即効性があります。
▲今年の内定者の提中さんと社長
どういう仕組みなのかを簡単に説明します。
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・週に1回、社長が社員の誰かとサシ昼食に行く
・順番はローテーションで決まっており、会社のカレンダーにあらかじめ入っている
・社員は前日までに、社長へ話題を5点考えてLINEで送っておく
・社長は【傾聴8割、発言2割】
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とこんな感じです。
「社長と2人なんて何を話していいか分からない・・・」と思うかもしれません。
しかし、「前日までに社長へ話題をLINEで5点送る」と決まっているので、事前にゆっくり考えて決めておけるのです。
内容は、
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・質問 (気になっていること、分からないこと)
・不満 (納得いかないこと、普段わざわざ言っていないが引っかかっていること)
・提案 (もっとこうしたらいいのでは?、こんな仕組みを導入しては?)
・相談 (困っていること、社長の考えを聞きたいこと)
・世間話、その他
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など自由。
自分で思いつかなければ、他の人に「何かないかな?」と聞いてもOKです。
キモは、「社長が自分だけに向き合ってダイレクトに聞いてくれる」というところです。
普段書く日報や月報は、文字で届くので自分の表情は見えません。
また月1回する「不満面談」では、社長へ届く前に課長を通すことになります。
しかしこの「社長とのサシ昼食」では、1:1で向き合い自分の意見だけに社長が耳を傾けてくれます。
▲このベッドは自分のものだ!のれん
3、社員目線で見る「サシ昼食」の効果
肌感覚ですが、意見・提案の通りやすさ・不満改善のスピードは他の倍以上です。
もちろんその他の仕組みでも改善度は高いのですが、やはり会社のトップである社長へ直接言える威力というものは絶大です。
私はこのサシ昼食、「一番のスピード改善の場」だと思っているので、割と大きな提案をこのタイミングにすることが多いです。
人員配置の変更や、仕組みの変更の提案などです。
2週間くらい前から考えて、「ちょうど今度サシ昼食があるからこれを提案しよう!」と決めておきます。
▲Web面接時の風景
調子の良いときはこうして意見や提案が出てくるのですが、悪いときもあります。
つい最近はとても調子が悪く、サシ昼食の場で不満噴出していました。
「この前社長から頂いた指導の件、全く納得いきませんでした!!」
「報告事項の項目が多いです!時間かかってきついです!」
要約するとこんな内容です 笑
▲会社の爪とぎで遊ぶもあ
井戸端会議の主婦のごとくガンガン言いまくるのですが、社長は一切否定せずうんうんと最後まで聞いてくれます。
最後スッキリするまで聞いて、具体的な改善案を話し合い可決してくださいます。
結果、納得がいかなかったわだかまりは解消し、報告事項の項目は7点から4点に削減。
これはかなり嬉しかったです!
サシ昼食が終わった後は、自分でびっくりするくらい心が軽くなっていました。
▲大久保さんと野々宮課長のお誕生日お祝い風景
話題は最低5点ですが、その場で思いついたことは自由に話してOKです。
ふと思いついて出てきたことこそ大切だったりします。
普段自分でもなかなか気づかない不満や不便が、こうして話しているうちに出てくることがあるからです。
社長はこうして週に1回、社員からのヒアリングを繰り返しています。
改めて考えると本当にすごいことだなと思います。
自分がもし社長の立場だったら、かなり気が重いです。
前向きな話ばかりだったらいいですが、今回の私みたいに不満をいっぱい言われたら気が滅入りますから 笑
▲内定者・社員・社長の飲み会
しかしそれでも毎週のサシ昼食はしっかり実行されていきます。
それが「仕組み化」の強みです。
そしてその仕組み化の根底には、社長の「全員の意見を平等に吸い上げ改善していく」という信念があります。
それがあるから、エンジョブは常に社員の意見を反映して変化していけるのです。
▲齋藤課のグループ昼食会、デザートはコンビニアイス!
今年の4月入社される内定者の皆さん、「あまり意見を言うのは得意じゃないなあ」と思っているかもしれません。
それは今いる社員も同じです。
こうしてヒアリングする場をしっかり設けていますので、安心して入社してきてくださいね。
▲自宅にて、コタツで爆睡中のもあ