「初心」の大切さ
こんにちは、齋藤です。
先日、母と一緒に芦原温泉のまつや千千さんに入浴&夕食プランの日帰り旅行をしてきました。
お風呂の種類が多い、スタッフさんの対応が良い、ご飯が美味しい、3拍子揃っていて大満足でした。
また是非行きたい旅館さんです。
▲まつや千千さんの夕食
さて、今回は「初心を思いだす」というテーマでお話しします。
といいますのも、先日行われた4月4日の入社式で過去の自分と重なって見えたタイミングがいくつかあり、あらためて初心を思い出させてもらったからです。
◆目次
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1、2011年~2014年の自分とは
2、2022年、感じている変化
3、初心:目の前のことから1つでも学ぶ
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<1、2011年~2014年の自分とは>
まず、少し私の新入社員時代の話をします。
実は私、歴代で一番仕事が出来ない社員でした。
これは卑下でも謙遜でもなく、私より先輩の社員は全員知っていることです。
とにかく仕事が遅くてミスが多い、元気だけが取り柄の新入社員でした。
ほとんど戦力にはなりません。
計画・段取り、計算、営業、整理整頓...、苦手な仕事はいくつもありました。
中でも一番苦手だったのが「計画と段どり」です。
これが壊滅的にダメで、いつも目の前のことだけに猪突猛進。
1つに集中すると没頭してしまい(しかも遅い)、その後の業務が総崩れになっていました。
入社3年目、「自分も成長したしイケるのでは??」と思って、社員旅行(海外)の幹事に立候補しました。
結果は、計画と段どりが酷すぎて「前日の夜に次の日の予定を決める」という異例の事態となってしまいました・・・。
▲フィリピン旅行時
入社してから丸2年経ってもこの状態なので、いかに酷いかが分かりますね。
そして今でもまったく得意ではありません。
しかしできることが増えていくにつれ、計画が必要な長期のタスクを任されるようになります。
任されたなら最大限頑張るしかありません。
失敗ばかりでしたが、当時の同期だった尾上さんや先輩の石田さんにアドバイスを頂きながらやっていきました。
うまくいくことなんてほとんどなく、「なんで自分はこんなにできないんだ」と悔しい思いばかりしていました。
<2、2022年、感じている変化>
そして2022年。
つい先日の4月4日は我が社の入社式でした。
入社式は3日間あり、なんとそのうちの2日目・3日目の計画と進行を任されました。
上記で説明した通り、とにかく計画が苦手な私には重すぎるくらいの責務です。
▲2022年入社式
というのも、エンジョブの入社式は普通と違い、新入社員を紹介し、挨拶や説明をするような式ではありません。
先輩社員と社長からエンジョブの社風の根幹を新入社員の方に伝えていくもので、当然内容もかなり濃密なものになります。
もともとある入社式のマニュアルを従来通りに行うのであれば、ほぼ毎年しているのでそこまで問題ではありません。
しかし今年、社長から2点の指令がありました。
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・3日間のプログラムを0ベースで見直すこと
・社長進行→幹部進行への完全な変更
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文字通り、1からプログラムを見直し、入社式の3日間を企画していきました。
「本当にこのプログラムはいるのか?やり方はこれでいいのか?」
「この部分は今の新卒の人には合わないのではないか?」
「何が新入社員さんにとって良いのか?」
こういう企画は私の得意分野です。
ワクワクしながら今年から始める新しいプログラムをいくつか盛り込むことができました。
しかし計画はかなりのギリギリ進行・・・。
多田課長や社長に尻を叩いてもらいながらなんとか準備を進めていきました(先輩社員の皆さんにはご迷惑おかけしました)。
結果、本当にギリギリのギリギリまで準備をし、裏側はバタバタでしたがなんとか無事に3日間を終えることができました。
▲入社し記事昼食にて
ドタバタですが、出来たことには変わりありません!
過去色々な人から教えてもらったことを沢山使わせてもらっています。
入社式が終わり、「自分も10年前はまったくできなかったけど、ちょっとずつでも積み重ねることでできるようにもなるんだ」としみじみ思いました。
もちろん、任命させてもらった担当の人達が責任感を持って準備してくれたことが一番の成功要因です。
<3、初心:目の前のことから学ぶ>
会社で一番の行事である入社式の計画をできるまでになったこと。
これは自分の中で一つの節目のような気がしています。
まったくできなかった10年前と、それができるようになった今。
改めて自分の今までを振り返る機会になりました。
▲2022年入社式にて新入社員さんへメッセージ
今までたくさん失敗をして、毎回できない自分に悔しい思いをしてきました。
それでも投げ出さなかったのは、「初心」の力が大きいです。
自分にとっての「初心」とは、
「これから自分に起こることすべてから学び成長するぞ」という決意でした。
私はもともと、大学受験で失敗して就職を選んだ高卒です。
ここに来る前は、「大卒じゃない、実務経験もない自分は、スキルアップはできないのかもしれない」と、言いようのない不安の中にいました。
そこでエンジョブの入社式。
先輩社員や社長の姿を見たとき、自分も頑張ればあんな風になれるんだ!と思い、本当に嬉しかったのを覚えています。
そこで、「自分は今何もない。だからこれからの事が全て。何が何でも学んで吸収していこう」と決意をしました。
▲201年齋藤入社式
このときの感覚はいまでも鮮明に思い出せます。
最初に自分の取っていく姿勢を決めたので、入社後は失敗しても何回もチャレンジしていくことが出来ました。
もちろん落ち込むことも多く、そのたびに先輩や社長が励ましてくれたお陰で続いています。
しかし最終決めるのはやはり自分です。
迷ったときは、自分で決めた初心の決意が答えになっていました。
入社12年目、そして有り難いことに課長3年目です。
すでに自分が今できること、できないことが見えてきています。
多忙な毎日の中で、できないことに挑戦するのは容易ではないと実感しています。
しかしそんなときだからこそ、大事なのが自分で決めた「初心」です。
「もうこのくらいでいいか」とここで線引きをしていては、それ以上の成長はありません。
「目の前のことから1つでも学び、自分に積み重ねていく」。
改めてこの初心を思い出し、新入社員に負けないくらいの成長をしていきたいです。
最後に、今年の新入社員の提中さん。
今年入ってきてくれた期待の新人さんです。
▲今年の新入社員、提中さん
素直さと、大事な場面での踏ん張る力が飛び抜けています。
提中さんが果敢に挑戦していく姿を見ていると、「自分もかっこわるい姿は見せられない」と意識することが出来ます。
彼も既に自分の苦手なこと=計画にぶち当たっているところのようです。
一緒に頑張っていきましょう!
ちなみに...
我が家のれん&もあが家に来てから丸1年が経ちました。
▲2021年4月、ペットショップにいたときのもあ(ボサボサ...)
▲2022年4月、現在のもあ