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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

「ちゃんとしない」人は悪なのか!?

石田由香

急激に寒くなりました。

会社のニャンコ達も暖かい場所を上手に見つけて寒さを凌いでいる毎日です。
そんな姿を見て、ホッコリ癒されています。

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ぴったりくっついて暖を取るあいももちゃん

今回はどこの会社でも起こる、「ちゃんとしない」問題について書かせて頂きます。

ずっと長年モヤモヤしていたのですが
そのモヤモヤを一気に解決させてくれた
魔法の言葉を最後の方で紹介します。

さて「ちゃんとしない」・・・。

「ちゃんと」ってどういうこと?
と突き詰めてみると、
意味は分かるけど言葉で説明は難しい。

ぶっちゃけ
「きちんとする」
ってことだよと言いたい。

検索して調べてみたら以下のように出ました。

"すべきことをきちんと行うさま。
「仕事を―する」。
規準にかなって整っているさま。"

そうそう。
そうなんです。

すべきことをきちんとなんです。

基準にかなって整っている!

まさしくそうなんです。

これに合致していないと、
「ちゃんとしてない!!」
と怒られたり、指導が入るのです。

これを読んでいる人は、全員が何らかのコミュニティーに所属していると思います。

学校であったり、職場であったり、サークルであったり、家族であったり。

どこかしらに所属していれば

提出物を期限までに出していない。

記入物にきちんと記載していない。

ゴミ出しがルール通りでない。

決まった通りに入力していない。

などなど

誰かしらが「正しい」と定められていることを違反している!と判定されると「ちゃんとしていない」と言われてしまいます。

どうですか?

そんなちゃんとしていないことに対して、
指摘をされたこと
指摘をしたこと
ちょっと不満に思ったことってないですか?

このENJOBという会社でも、「ちゃんとしていない」問題は出てきます。

新しいルールが出たのに、その通りにやっていない。
置く場所が決まっているのに戻していない。
お客様へ案内すると決めたことを伝えていない。
チェックをした際に、規定の処理をしていないリストを出したら該当するものが出てくる。
などなど。

私自身が、決まった通りにやっていなくて怒られることもあれば、
私自身が、決まった通りにやっていない人を見つけて指導することもあります。

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指示を出されるミル君ともあ君


しかもそれを何回も同じ人へ繰り返せば
「あの人はちゃんとしない」
認定をされてしまうのです。

会社では誰かが処理をした後で、
別の人に渡して続きの処理を行うこともよくあります。

後の処理を引き継いだ際に、
データを渡してきた人が、データを渡された自分の思う「きちんと」に合致していないと
「ちゃんとやって欲しい」と思うのは当然です。

そして、その「ちゃんとやっていない」ことについて、
同じ人が何度も発生していると
その人に対して問題があるように感じませんか?

「この前もちゃんとしてって言ったのに、また!?」


もしくは規定の処理がされていないリストを出したら、
同じ人が何件も引っかかっている。

「あの人、いつもじゃん!!」


ちゃんとやる気がない。
指示を無視する。
決まった通りにやるよう、言っても聞かない。

と感じるのです。

そして見つけた側はストレスになるのです。
もしくは、原因者となっている人も
ひょっとしたら同じことを言われて
ストレスになっているかもしれません。

このENJOBに入って、かれこれ20数年経ちました。
私はこの問題を一向に解決できないし、
自分が原因者にも発見者にもなり
社内でも誰かが誰かにストレスを感じている場面も見てきました。

そしてどこか「原因者が悪い」という気がしていたのです。
社内にもそう思っている人は他にもいたのかもしれません。

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いつもご飯を食べられ、もあ君から目で訴えられる、そら君

しかし今年の経営計画発表会がきっかけで、
この問題を解決する、魔法の言葉をもらえたのです。

それは来賓者としてご参加頂いた、
福井市の株式会社イガラシの五十嵐啓二社長の言葉です。
https://www.igarashi-ltd.com/greeting/

来賓として参加して頂いたので
私と社長とで開催翌日にお礼を伝えに、株式会社イガラシ様に行かせて頂きました。

偶然が重なり、出張で不在の予定だった五十嵐社長がいらっしゃってて
いろいろ質問をさせて頂きました。

お会いするのは初めてですが、
着実に業績を伸ばしている凄い会社だというお話は、
自社内からも、会社の外からも聞いていました。

お会いして質問をさせて頂く中で、
「ちゃんとしていない問題」について何度も形を変えて相談しました。

同じことに何度もひっかかる人ってどうしたらいいのか

指示を出してもその通りに実行されないことがある。どうしたらいいのかなど。

どの質問に対しても、五十嵐社長は同じことを返してくれました。
そしてその言葉が私にとっての魔法の言葉になったのです。

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先輩猫のそら君から指導を受ける、もあ君

決まった通りに行われないのは

①ルールがない。

②原因となっている人がルールを分かっていない。

③ルールはあるけど改善の必要がある。

必ずそのどれかに該当する。

というものでした。
そんな考えはENJOBには今までなかった考えです。

こっちは文章なり口頭で伝達しているのだから
その通りにしない人に問題があるんだ。

そういう考え方があった気がします。

しかし、この五十嵐社長の魔法の言葉を聞いてからは
問題が発生すると

ルールはちゃんとあるのかな?

とまずは考えるようになりました。

ルールはある。
だったら次は発生させている人はちゃんと分かっているのかな?

分かっているのだったら、ルールの内容を変えたら今後は発生することはなくなるのかな?

と論理だてて考えられるようになりました。

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考え方が双子のように似ていると診断された二人。Tシャツのテイストも似ている???


決まった通りに実施されていないと、
従わない人に問題がある

と考えかちだけど
よくよく考えたら、社内にそんな反抗心でいっぱいの人なんて一人もいません。

みんな会社の厳しい規定に則って入社した人達です。

まじめにきちんと働くという
価値観を根底に持っている人達ばかりです。

楽しようとか
面倒だからやりたくないとか
そんなふうに考える人がいるはずがないのです。

その考え方が自分の中にスッと入ってきて
ものすごく腑に落ちました。

その考え方には社長も同調してくれていて
問題が発生したら
原因者をとにかく指導して、指導して、指導して
という今までのやり方をシフトして
魔法の言葉に当てはめて、俯瞰的に考えて解決できる会社になってきました。

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「ちゃんと」やっているかパトロールする、そら君

ちゃんとしないことを「悪」としてしまうと
どうしてもギスギスすることも出てくるし
ストレスを抱える原因になってしまいます。

ちゃんとしてない認定をされた人にとっても
何か苦情を言ってるけど、
「何がダメなのかよくわからん」
状態になり、不満の元になります。

しかしルールを原因にして、

「どうしたら解決できるか」

という志向に変えたら、ものすごく気持ちが楽になるし
解決能力が高まります。

そんな考え方にシフトした10月から
ENJOBは更に雰囲気も、チームワークも良くなりました。

チームワークについての参考動画

元々繁忙期だったのに、全国割が始まって、
ありえないくらいの多忙を極めていますが
みんながみんな笑顔で明るくこの忙しい日々を過ごせています。

自然とフォローしあえる社風になっています。

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内定者を迎ての懇親会の一幕

そんな中、その一員として働ける自分は幸せ者です。

今年も残すところあと僅か。
このままいい雰囲気で乗り切り、来年は更に飛躍した一年にしたいです!