自分の弱みを強みに変えるには
こんにちは、齋藤です。
最近、友達とミュージカル「CATS」を見に名古屋まで行ってきました。
「CATS」は私の大好きなミュージカルで、イギリス講演のDVDを10年以上見返しています。
▲CATSの客席から
日本語だとイメージが崩れるのでは...と思い、実際の公演には行ってはいませんでした。
しかし今回、友達に「劇団四季が名古屋でCATSする!」と誘ってもらったため思い切って行ってみました。
結果は最高!!!!でした。
開始3分で「見に来て本当によかった」と思いました。
その道を極めて日々鍛錬している人達は本当に凄いです。
さて、今回のテーマは
「自分の弱みは強みに変えることができる」です。
誰でも「強み」と「弱み」の部分が両方ありますよね。
「自分の強みと弱みとは?」と問われたら、あなたは何をを思い浮かべましたか?
私の例で言うと、
▼強み------------------------------------------------
・明るい、ポジティブ思考、人の良いところを見る
・営業やお客様対応が得意
・人との協調性を重視し、チームプレーを円滑化できる
・文章やイラスト、画像などの制作系が得意
・新しいことへ挑戦し、マニュアルを作成するのが得意
▲弱み------------------------------------------------
・数字や計算が苦手
・計画、時間を守ることが苦手
・うっかりミスや抜けが多い
・成果への執着が薄い
・マルチタスクが苦手
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という感じです。
得意なところは良いのですが、苦手部分は社会人として割と致命的な内容が多いのではないでしょうか。
これはもう学生時代からずっと変わっておらず、入社してからもこの弱点に散々悩まされてきました。
高校卒業して入社してから10年以上、この苦手を潰そうと奮闘してきました。
結論から言うと、この苦手分野は根本的には変わっていません。
しかし今はだいぶ緩和され、逆に強みにできる部分が出てきたのです。
2つ、例にしてご紹介していきます。
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1、計画や時間を守ることが苦手
<苦手エピソード>
生まれてからずっと計画というものが苦手で全く立てたことがありませんでした。
ですが、なぜか入社して4年目の夏、「そろそろできるのでは?」と思い社員旅行の幹事に立候補してしまったのです。
▲いきあたりばったりとなったフィリピン旅行
結果は本当にボロボロで、次の日の予定が決まっておらず前日に旅行会社さんに電話して打ち合わせをするというトンデモ旅行となりました。
後にも先にも、あんなに計画性のない社員旅行はありませんでした。
▲結構打ちのめされていた記憶...
<改善エピソード>
昨年の2022年10月、1泊2日の社員旅行で幹事に任命されました。
過去に酷い失敗をしているため、やりたくなさ過ぎてしばらく抵抗していました。
しかし変更できないとなってからは腹をくくって計画に取り組み始めました。
できないながらも今までの業務で学んだタスク消化術を使っていきました。
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(1) やらないけないことを大まかに書き出す
(2) アポイント必要なところに問い合わせしルート候補を決める
(4) たたき台を作成して社長・課長へ確認してもらう
(5)調整し、早めに共有する
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このような順番でやったところ、なんとか自分史上一番良い段取りで社員旅行を完遂することが出来ました。
▲社員旅行でのブドウ狩り
これができた理由は2点あります。
【1】今までの営業業務で、アポイント業務とスケジュール作成を行ってきた
▲恐竜博物館初めての3人組
自分の得意分野である営業業務をするときに、どうしても苦手なアポイントと計画業務がセットになっていました。
毎回かなり苦痛でミスもたくさんしましたが、そのたびに改善をしてきた積み重ねがあったので、苦手ながらもやり方や感覚を掴んでいました。
今では営業業務とアポイント業務は別の人が担当し、それぞれ得意分野の人が行う仕組になっています。
しかし、苦手なことでも挑戦して継続したからこそできるようになることもあります。
弊社社長は「その人に任せるか、別の人に振るか」を教育視点でも判断するため、短絡的な業務効率化だけでなく一人のスキルアップもさせてもらえる仕組になっています。
▲社員旅行でのお誕生日サプライズ
【2】チェックが得意な人にこまめにチェックを依頼した
自分は計画が苦手で抜け漏れが多いので、チェックが得意な飯田課長と多田課長に何回もチェック依頼をしました。
4割で相談、6割、8割でチェック依頼。
そうすることで、自分で気づかなかった点に気づいてもらえて早めに修正や調整が出来ました。
▲スマフォで共有できる旅のしおりを作成しました
自分が苦手なことに関しては、得意な人の力を借りることが一番です。
「こんなことを依頼して悪いな」と思いがちですが、断られたらその時考えれば良いのです。
強いチームは、得意な人が苦手な人を補い合うことが出来るチームです。
これも社長からよくアドバイスを頂いていたことですが、本当に実践できるようになったのは最近です。
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2、マルチタスクが苦手
<苦手エピソード>
私は一度に複数のタスクを進めることがとても苦手です。
2つくらいなら何とかなります。
しかし3つ以上持つと頭の中がぐちゃぐちゃになり、ハッキリ言って進みません。
▲こんな感じで頭が「?」となります。
頭の中では「あれもこれもやらなきゃ、一番速く出来る方法は・・・?あ、これとこれを一緒にやったら時短になるかな?でもこっちも急ぎだし・・・」という感じでパニックです。
焦っているだけで何も進まないし、焦るほどに頭の中の記憶が飛ぶという悪循環でした。
<改善エピソード>
「早くやろうとして複数同時に進めようとしていても1つも進んでいない。
それなら1つに絞って1つずつやったほうが早くないか?」
と気づいたのがきっかけです。
そこで変更したのが、
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・小さな事でもポストイットに1枚ずつ書き出す
・やることを急ぎ順に並べる
・一番上の1枚を目の前に持ってきてそれを完了させる
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▲改善のビフォーアフター 縦並びで1枚に集中できるようにしました
これをやるようになってから、頭の中が混乱せずスッキリして、結果的にスピードが上がりました。
自分の弱みを把握して、「なぜそうなるのか?」を考えて変えてみたら劇的に変わりました。
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上記2点は、弱みをできるだけ普通レベルへ改善したエピソードでした。
これだけでは「強み」とまではいきません。
本当の「強み」は、この改善しようと試行錯誤してきた過程にあると思っています。
▲ブドウの箱がお気に入りのもあ
それは、出来ない人の気持ちが分かることです。
次に入ってくる人で、同じところでつまずいている人がいたとします。
その時にまず同じ目線に立てる。
それにより、何でつまずいているのかが見えるのです。
そんなこと・・・と思うかも知れませんが、これはかなり役に立ちます。
最初から出来る人には「何でつまずいているのか?」が見えません。
できなかったから、そしてそれを改善しようと試行錯誤したから見えることです。
だから、自分の弱みを強みに変えていくためには、地道な改善の試行錯誤をすることだと思います。
結果、自分で克服する道が最適だったり、人に任せる道が最適だったりします。
どの結果になっても、本で読んだ受け売りではない、自分の体験として積み重なったものは確実に強みになります。
目の前に自分が太刀打ちできなさそうな課題があったとき、認めたくなくて人のせいにしたり、自分には無理だと諦めたりしがちです。
しかし、小さな事でも一つ変えてみる、出来る人のマネをしてみる。この積み重ねはバカに出来ません。
弊社社長はよく「数年前とは別人だ」と、様々な節目で過去からの成長を評価してくださいます。
他人と比べる評価ではなく、自分の過去と比べる評価をしてくださる環境は本当にありがたいです。