自分のルーツに感謝する
こんにちは。齋藤です。
最近は自分のデスクに座ろうとイスを引いたらこんな光景になっておりよく「わ!!」とびっくりしています。
今回のテーマは「ルーツに感謝する」です。
ルーツとは、「物事の根源」です。
そして今回は「自分のルーツ」についてです。
最近ある研修で、企業が強くなるには企業を構成する「社員」、すなわち自分が強くなる必要があることを学びました。
自分を強くする1つの要素が、「自分のルーツに感謝する」ということでした。
自分のルーツとは何でしょう?
それは「両親」と「先祖」です。
何千という先祖の奇跡的な繋がりで今の自分があるということを自覚する。
そしてここまで育ててくれた自分の両親に感謝をするということが大事なのです。
わたしにも、最近それを実感する機会がありました。
先日の6月16日、恒例の芝政リレーマラソンへ参加するべく、私の父がはるばる長野から来てくれたのです。
前日にお休みを頂き、私は土曜日の夕方から父と一緒に居ました。
前日は小雨が降っていましたが、せっかくだからと足羽側沿いのマラソンコースを2人で並んで走りました。
走りながら会社のこと、最近あったこと、先輩や後輩のみんなの話などをしました。
以前も一度父が会社のマラソンに参加したことが有り、そこから新たにきてくれた布目さんや中谷さんがどんな人かなど話していました。
夜は一緒にご飯を食べて福井駅周辺のお店に入ったり歩いてホテルまで帰ったりとフラフラしていました。
昔から仲の良い家族です。しかし、だからなのか逆に父に対して改まって感謝を伝える機会も作れずにいます。「いつか、いつか」と思いながら...。
しかし、自分の「ルーツ」がこの父にあるということを、とても誇りに思っているのです。自分の人生の自慢できることの1、2番に入ります。
父の好きなところの一つは、観察眼がずば抜けているところです。何かを見たときに、それを準備・管理する人の立場に立って物事を考え出します。
一緒にお店に入ると、そのお店の従業員の人やお店を経営する経営者の視点に立って「こういうことが大変だろうな」とか、「ここがこうだからこういう仕組みにしているんだろうな」という話をします。
父は昔からモノを分解して1から作り直すという遊びが好きだったそうです。
モノの仕組みを理解することや自分で実際にやってみて落とし込むのが好きなのだと思います。
自分が喜びを感じる部分もとても似ています。父ほど論理的ではありませんが、人の気持ちの根本や世の中の仕組みの法則などにとても興味があります。
自分の父の好きで尊敬するところの一部が自分にもあるのだと思うと、なんだか誇らしく嬉しい気持ちになります。
子供のころから父のことが大好きでしたが、自分が大人になると今まで見えていなかった父の姿が良く見えるようになりました。
大人になって、仕事をすることや自分で生活をするということがどれだけ大変かが分かりました。
自分一人立っているだけでもいっぱいいっぱいなのに、所帯を持って子供2人を立派に大人まで育て切ってくれること。なんてすごいことなのだと思います。
どうしても言葉に出して言えなかったから、この場所を借りて文章にしている行動力のない娘です。
社長に「お別れの時になって泣くくらいなら普段から伝えておけばよい」と言われ続けている言葉が刺さります。
「いつかいつかと思うなら、今」と言われます。
両親に感謝をするタイミングはいつでも作ることができます。そして、伝えるタイミングもいつでもいいはずです。
私と同じように足踏みしている人はきっとたくさんいるはず。私も踏み出せるようにがんばるので、よかったら行動するきっかけにしてもらえると嬉しいなと思います。