学生から社会人になる壁とは?
こんにちは、齋藤です。
社内のねこ達はクリスマス仕様です。
今回は新社会人の人たちへ、またはこれから新たな挑戦をする人たちへ向けた内容です。
先日、弊社社長が地元の高校生向けの講演に講師として招かれました。
私もその講演の一部前座として、生徒さんの前で話をさせて頂く機会がありました。
その準備期間と、実際に高校生の皆さんを目の前にして色々と思うところがありましたので、そのことについて書いていこうと思います。
まず、誰かの前でする話の内容を決めるとき、私は必ずその人の立場に立つようにしています。
その人の環境、状況、迷っているであろうことなどをたくさん考えて、自分もその設定にし、その人になりきります。そして、なりきった自分が「こんなことを聞きたい」と思うかどうかでテーマを決めています。
ですから、今回私は完全に高校生の時の自分にタイムスリップしていました。
高校1年生、慣れない環境に上手く対応できていませんでした。
高校2年生、希望大学の候補を書く紙を渡され、適当に自分の偏差値から希望大学を書きました。
高校3年生のころ、とにかく希望大学に的を絞り、そこしかないと自分に言い聞かせて模試と間違い直しを繰り返していました。
たまに、様々な職業の方が来て、私たちの前で講演をしてくださいました。
また、自分の希望の職業の人の話を聞ける機会もありました。
しかし、どれだけ聞いても「目の前の人は成功した人で、自分とは違う」と思っていました。
高校生の自分の前には、「学校を卒業してから社会人になるまでには壁がある」と感じていました。
なにかの試練に成功した人、正しい選択をできた人だけがそうやってちゃんとした大人になって成長し続けられるのだと思っていました。
だから、私は目の前の希望大学というちゃんとしたレールに乗らなければ、ほかに道はないと思い込んでいました。
大人になるのが不安で、自分の選択が合っているか不安で、人の言うとおりにしていなければ不安でした。
「自分が何になりたいのか?」と聞かれても、全く答えられませんでした。
周りには明確に将来の夢を決めている人たちが何人もいて、私は「逆に、なんで決まってるの!?」と不思議でした。
周りには明確に将来の夢を決めている人たちが何人もいて、私は「逆に、なんで決まってるの!?」と不思議でした。
そんな高校生から、卒業してもうすぐ10年です。
そのころの自分が一番欲しかった言葉は、「大人は自分が思っているよりずっと自由で、可能性がある」です。
そして、今の自分が高校生の自分に言いたい言葉も同じです。
そのころの自分が一番欲しかった言葉は、「大人は自分が思っているよりずっと自由で、可能性がある」です。
そして、今の自分が高校生の自分に言いたい言葉も同じです。
私は、希望していた大学に落ち、浪人もせず社会人になりました。
新社会人としては、一発目からこけています。しかし、結果的にそんなことはほとんどハードルにはなっていませんでした。
新社会人としては、一発目からこけています。しかし、結果的にそんなことはほとんどハードルにはなっていませんでした。
確かに就職活動をしていた時、条件を理由に断られたところはあります。
しかし、今私がエンジョブの仕事で様々な企業様と交流をさせて頂く中では、学歴や資格を気にされたことは一度もありませんでした。
それよりも、どれだけ学ぶ姿勢があるか、どれだけ本気で取り組んでいるか、どれだけ行動にすぐ移すかということの方が何倍も評価されます。
高校生のころは、「学生と大人は違う。大人はもっと難しい世界で生きている」と思っていました。今学生の方も、そんな風に感じている人は多いのではないでしょうか?
実は、そんなことはありません。
大人も高校生とほとんど同じです。同じように間違えて、できなくて落ち込んだり、悔しかったりします。その時に何もしなければまた同じ問題で躓きます。しかし、その問題を解決しようと考えて答えを見つければ、次の機会にはクリアできて、1つずつレベルが上がっていきます。
その課題の舞台が、学校から会社に変わるだけです。やっていることは同じです。
そして、学校の時間割は自分の力では変えられませんが、社会に出てからの自分がやることは自分の力で変えることができます。
だから、もし最初に選んだ道が違ったと思えば変えたらいいのです。
足りないと思ったら追加すればいいのです。
1つの判断にびくびくしながら踏み出さないより、どんどん踏み出してどんどん変えたらいいのです。
一番大切なのは、「こんな自分でありたい」というシンプルな目標だけ。
それがあれば、何回間違えても確実に前へ進んでいけます。
もし、その目標もないとしても大丈夫です。そんなときは、まず目の前にあることに本気で取り組んでみましょう。
それが勉強でも、部活でも、趣味でも、なんでも大丈夫だと私は思います。
それが勉強でも、部活でも、趣味でも、なんでも大丈夫だと私は思います。
本気で取り組むとは、目標に向けて何が足りないのかを考え、それを補う行動をし、結果を検証して次はさらに改善するという繰り返しをすることです。
結局、どの職業でもどの役職でも、20代でも30代でも、私たちは同じ課題を前にしてずっと悪戦苦闘しています。
学生と社会人に大きな違いなどありません。急に大人になるなんてことはできません。
目の前にある階段を1つ1つ登っていくしかありません。
だから、将来に不安を覚えるより、今目の前にある課題をクリアしてください。
それが必ず自分の力になっていくはずです。
目の前にある階段を1つ1つ登っていくしかありません。
だから、将来に不安を覚えるより、今目の前にある課題をクリアしてください。
それが必ず自分の力になっていくはずです。