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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

弁償させず謝罪させることが社員教育である!

高橋純

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社員のミスで損害を出し、取引先へ謝罪に行くと
カンカンに怒られることがある。


そのとき、社員が、

「私が弁償します。」

と言う場合があるが、私は弁償させずに再度、謝罪に行くよう命じる。


完全にこちらのミスの場合、
先方は納得せず、更に叱られる。


そうなると、安っぽい正義感めいたことを
言い出す社員も少なくない。


大抵は新入社員などの若手だが、
それはそのほうが楽だからである。


謝罪はプライドをへし折られたり、
執拗に責められると、やるせない気持ちにもなる。


だから安易にカネで解決しようとする。
そしてそのほうが先方の納得も得られやすい。


それでも敢えて弁償させず、謝罪を再度命じるが、
これはケチだからではない。


簡単にカネで解決するより、
苦労し泣くくらいの気持ちで謝罪すれば、
本当の意味でお詫びの気持ちが湧いてくる。


一時の正義より、長い目でみれば遥かに価値がある。
そのためなら悪者に喜んで私は成る。


ちなみに今回の事例でいえば、
損害額全額払っても六千円!


頻繁に昼食や飲み代、研修費などを社員に払ってる私が、
たったの六千円をケチっていると本気で思ったのならば、
浅はかな自分を一番責めるべきだ。


どの経営者も入社数年の社員よりは、
深く、長く、考えて、今がある。


以下が現在の幹部社員の感想です。
こちらも合わせて一読すると理解が深まります。



「最近まさにこの事例があり、自分でも昔を思い出して色々考えさせられました。
自分も新人の頃は「自分が弁償します」と社長に懇願したことが何回もありました。

そしてそれが受け入れられないと、
「自社をお客様やスタッフさんより優先する姿勢が分からない」
と本当に憤慨していました。

しかし、あれから何年も経ち、会社の数字を社長と一緒に共有し、
目標を作り、後輩の人にも指導するようになった今はよくわかります。

今の1回を安易に終わらせてしまうと、
これから何回も会社とお客様に損害を出すことになります。

今回のお客様には申し訳ないですが、トータルで見て、
今の1回を少し荒療治にしてでもこれからのミスを防いでいくことが大切です。

自分はそれを分からずに、いろいろ失礼な態度をとってきたなと思いだします。

だからこそ中谷さんの気持ちもわかるので、これから先も社長と社員の間に立ち、
共感しつつ社長の立場の説明や、行動の意味を解説していきたいと思います。