社員1人1人の意見を反映させる仕組み
こんにちは。齋藤です。
最近古本屋さんで数冊本を買いました。
中学・高校生の時にお気に入りだった本を、古本屋さんで見つけるのが好きで、社会人になってから地味に続いています。
今回は3冊見つけられたのでウキウキです。
今回私がお話するのは、
「社員の意見を会社が反映する仕組み」についてです。
エンジョブでは現在、積極的に会社見学を実施し多くの方に会社の中を見て頂いています。
会社の案内は入社2年以内の社員が担当させて頂くため、和気あいあいとした雰囲気です。
そのためか、見学の方も気楽に質問や気づいたことを話してくださいます。
見学の方からとても多くいただく声として、「風通しが良く、社員の声が会社の仕組みに良く反映されているのに驚いた」という内容があります。
「上下関係なく、社員全員の声を重視し反映させる」ということを、私たちはずっと重要視しています。
ですから、初めて見て頂いた方からもそのように感じて、とても嬉しく思っています。
今回は、その社風をどうやって作っているのかの「仕組み」の部分についてご紹介させて頂きます。
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【仕組み1:社員の日報・月報の声から社長が拾ってくれる】
日報と月報とは、社員が書く報告書です。
日報:毎日書いているその日の報告
月報:月末に書く月の振り返り報告
これは堅苦しいものではなく、一人一人がその日やその月に学んだこと、気づいたこと、誰かへの感謝、改善点、提案などを項目に沿って書いていくものです。
そしてここには、自分が思った何気ない気づきや、改善必要だと思う点を自由に書くことができます。
そして代表の髙橋が、その日報や月報をとても重視しています。
意見や提案はすぐに拾い上げ、課長へ相談し方針へ反映させます。
私も新入社員の時、入社1ヵ月で自分が書いた月報から意見が取り上げられて改善されたことに驚いていました。
声を出して提案がしづらい人も、文章に書くのならばできる場合もあり、とても意見が出やすい場所として重宝されています。
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【仕組み2:社長とのサシ昼食で何でも意見が言える】
「サシ昼食」とは、社長と社員が1:1で昼食に行くことです。
ファミレスなどに2人だけで行き、社長は社員が用意してきた質問や提案をひたすら傾聴し、回答していきます。
内容は、意見・提案・困っていること・相談したいことなど様々です。
普段会社の中では言いづらいことでも、社長と1:1のため遠慮なく言うことができます。
「社長の話:社員の話=2:8」と内容の割合も決まっているので、社員にとっては直で社長に意見が通る場所です。
これも、普通の会社ではなかなか無い仕組みです。
私もこの機会にと、毎回改善したいことを考えて社長に相談させて頂いています。
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【仕組み3:月に1回の課長との面談で相談】
この面談は、課長と部下が1:1で面談をし、不満やうまくいっていないことを課長が傾聴する面談です。
例えば、
「今のままでは仕事が溜まって時間に間に合わない。どうしたらいいか分からない」
「課長がメンバーのことをしっかり見られていないと感じます。もっと見てあげてください」
「急な予約を受けた時の調整が難しい。仕組み改善できないか」
というようなものです。
課長はその内容を傾聴し、組み改善が必要なものを課長会議に挙げて、議決していきます。
この仕組みの何が良いかと言うと、「課長は社員側の気持ちも社長の気持ちも分かる」ことです。
課長は通常業務は皆と同じのため、メンバーの気持ちや状況が分かります。
その上毎日の課長会議では、業績アップや社内の仕組み改善について話し合い、稼働確認をしています。
そのため、アドバイスはより具体的にでき、かつ仕組みの改善が必要と判断すればその日のうちに会議に挙げ、議決し全体へ通達することができます。
このスピード感はエンジョブならではのものだと思います。
現在エンジョブでは、主にこの3つの仕組みを軸にして社員の意見の吸い上げを行っています。
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さて、ちょうど1週間ほど前、社長が課長3人を集めて質問されました。
「自分が部下だったら、上司にはどうあってほしいか?」
私は、
「部下の意見・提案を潰さず柔軟に聞いて反映させてくれる」
「提案した意見がどうなったか、またその理由を必ず伝えてくれる」
と発言しました。
1人1人の意見がスムーズに通り、方針に反映させてくれれば良い組織になると思っているからです。
・自分たちの意見を上司がせき止めてしまい、トップまで声が届かない
・お客様の為にと提案しても、「うちはやり方を変えない」と言われ聞いてもらえない
このような会社には絶対にしたくない!
社長も私たち社員も、全員そう思っています。
また、「社内の光景が風景化していない人からの意見ほどありがたいものはない」という姿勢を、社長から全社員までが持っています。
そのため、エンジョブで一番改善が進む時期は、入社式の後の期間です。
入社してきてくれた新入社員さん達の何気ない一言で会社が変化するからです。
今年の新入社員の多賀さんも、マニュアル整備や効率化の面で特に活躍してくれています。
エンジョブでは、「先輩や上司の顔色をうかがって発言しないでおく」ということは全く不要です。
逆に、どんな小さな気づきでも、積極的に発言してくれることを大歓迎しています。
現在、来年入社される内定者の方もいらっしゃいます。
ぜひ新鮮な目線から気づいたことを教えてほしいです。
まだまだ改善できることはたくさんあるので、体制もさらに充実させ、新設された課長制度も軌道に乗せていきたいです。