EGで会社の人間関係がよくなった話
こんな人におすすめの記事!
・就活で自己分析をしている人。自分がどういう特性をしているか知りたい。
・自分の意図が相手に上手く伝わらないことで悩んでいる。
・チームの生産性をもっと上げたい。
データドリブン課・課長の野々宮です!
スマホのアルバムを見たら、3年前の今日の画像ってことで、あいちゃんが出てきました。
あいちゃんにも小さい頃があったんだな~
なう
さて、このブログを何度か読んでいただいてる方は、「EG」という単語を見かけているかと思います。はじめて読む方は、たぶん全く聞いたことがない単語だと思います。
これは1年前から弊社で取り入れた新しいツールで、 かんたんに言うと、「社員の特徴をグラフで見えるようにしたもの」です。これを導入したことで、会社の色んな問題が改善するようになりました。
かんたんに言い過ぎて何言ってるかわからないと思うので、 一体このEGって何なのか?改めて解説させて頂きます!
EGとは
エマジェネティクス
EGとは、エマジェネティックスという単語の略称であり、
組織の人間関係を良くして生産性を上げるツールです。
導入するにあたって、まずは個人を4つの思考特性と3つの行動特性を表す、
エマジェネティックスプロファイルという自分のグラフを作成するところから始まります。
プロファイルの作り方はかんたんで、
100個質問に回答するだけで、写真のような自分のプロファイルが作れました。
いろんな何とか診断を受けてきましたが、所詮は動物占いと同じ類ではないか?と思っていました。
いわゆるバーナム効果というやつで、誰にでも当てはまりそうなことを診断する準備行動が伴うことで「当たってる~」と思わせるだけのものじゃないかと。
ちなみに私は協調性のないひつじらしいです。
なので基本的に自分は○○占いとか○○診断ってものは疑ってかかる捻くれ者ですが、
そんな自分でも「これはめっちゃ当たってる...」と驚いたのがこのEGでした。
プロファイルの見方
まずはプロファイルを実際に見てみましょう。
上の4色の円グラフと真ん中の棒グラフが、「思考特性」を示し、
下の紫のグラフが「行動特性」を表します。
まずは思考特性から。4つの思考特性は色分けされています。
自分の思考を4パターンに分けて、そのうちどのパターンで物事を考えることが多いか?というのが、思考特性です。
1つのパターンが23%以上だと、「顕性がある」と言います(逆に23%未満は「潜性」という)。
例えば上の私のプロファイルを見ると、「黄顕性」と「青顕性」ということがわかります。
分析型・・・
論理的、合理的、客観的に物事を考える。要は理屈っぽい人です。
データを分析するのが得意だったり、物事のメリットデメリットを見分けるのが得意です。
構造型・・・
過去の体験を重視し、順序立てて考える人。几帳面で秩序を守れるきちっとした人が多いです。
うちの社内で一番多い顕性で、緑顕性の人が多い組織は生産性が高いと言われてるそうです。
社交型・・・
人と人との関係性を重視する人。他人に共感するのが得意だったり、協力して物事をすすめるのが得意な人です。
飲み会好きな人が多い印象です。
コンセプト型・・・
直感で答えが思いつく。根拠なくゴールが頭に思い浮かぶ。アイディアマンが多いです。
逆に順序どおりに手順を踏まないので、突拍子もないようなことを言ったりすることが多いです。
つまり私の場合、
「分析型」と「コンセプト型」の思考をする傾向があるということです。
逆に「社交型」の思考をすることがあまりないので、お一人様行動することが多いです笑
続いて、3つの行動特性について。
これは、その人がどういう行動を取りやすいかというのを「自己表現性」「自己主張性」「柔軟性」の3つの指標で表したものです。
自己表現性・・・
自分の感情を発信したい強さ
自己主張性・・・
自分の意見や考えを受け入れて欲しいと思う強さ
柔軟性・・・
今の自分と異なる考えや行動を受け入れられる強さ
それぞれの棒に数字が入ってますが、
これが右に寄っているか、真ん中にあるか、左に寄っているかで、その人の行動特性がわかります。
例えば私であれば、
「自己表現性」はやや右寄りなので、どちらかというと人よりよく話す方で、
「自己主張性」は真ん中なので、状況に応じて日和見する傾向があって、
「柔軟性」はやや左よりなので、周囲に流されない傾向が強い、
ということがわかります。
例えば会議のシーンであれば、
・意見はよく出す方で、思った意見は大体口に出す。
・他の人の意見もあれば様子見して自分の意見を引っ込めたり、主張を強める。
・自分と合わない意見が通りそうなら、承諾はしつつも心の中では「自分の意見が正しい」と思っている。
ような特徴のある人間ということです。
能力を示すものではない
注意しておきたいことが、この思考特性と行動特性はあくまで「傾向」を示すものであって、
どっちが優れている・劣っているという「能力」を示すものではないことです。
もともと皆どのパターンの思考・行動特性をもっていますが、
遺伝や育ってきた環境などで、どの特性を使うかに個人差が出ているだけのことです。
なので、特性を自分で変えるのは難しいですし、そもそも欠点ではないので、変える必要はありません。
EGを導入して変わったこと
仕事の引き継ぎがスムーズになった
自分のEGと他人のEGがわかったことで、仕事のやり方が変わりました。
特に仕事をお願いする時に効果を発揮しています。
例えば、こんなプロファイルを持っている大久保さんと私の間でよくあったこんなやり取り。
今まで・・・
野々宮「大久保さん、この仕事お願いしたいんですけど、いい感じにやってもらえますか?」
大久保さん「(?いい感じって何だろう...)どうやったらいいんですか?」
野々宮「(?なんで1発で伝わないんだろう...)結果オーライならどんなやり方でもいいですよ」
大久保さん「(答えが返ってきてない...)何言ってるかよくわからない・・・」
そしてEGが導入されてからのやりとり。
野々宮「大久保さん、この仕事お願いしたいから、このマニュアルみて○日までにやってもらえないですか?」
大久保さん「わかりました!」
野々宮「ありがとうございます!」
と、こんな感じで相手によって伝わる言い方を変えるようになりました。
これを読んで「野々宮さん、それはあなたの今までの伝え方が悪かっただけでは...」と思ったあなた、
きっと構造型の思考をしているはずです。
逆に「いい感じ」で伝わったあなたはコンセプト型の思考の持ち主でしょう。仲良くなりましょう。
チームの生産性が上がった
今年から課長3人で毎日集まって、社長からの依頼について話し合う「課長会議」という場を設けています。
「コンセプト型」「社交型」が顕性の齋藤課長、
「構造型」「社交型」が顕性の多田課長、
「コンセプト型」「分析型」が顕性の私の3名がそろっているのですが、
時々社長からの依頼内容が「理解できない」と多田課長、齋藤課長から声が上がることがあります。
社長の思考特性は「コンセプト型」かつ「分析型」で、
依頼する内容も、やはり突拍子もなかったり、一見冷徹そうなものが多いです。
ところが、奇しくも自分も社長と同じ思考特性であるので、
割とすんなりと言っていることが理解できることが多いです。
なので多田課長や齋藤課長が社長の言っていることがわからないって時に、
間に入って通訳をすることで、社長から課長への伝達が滞らないようになりました。
先程出した仕事の依頼の仕方でも同じですが、
1対1で相手が違う顕性であれば、やり取りが上手く行かないとケンカが起きます笑
そういう時は、お互いの顕性を両方持っている人が間に入ると、
通じなかった言葉を上手く翻訳してくれます。
なので、EGを知ることで「伝達が速くなるチーム」をつくることが出来ます。
伝達、つまり報連相の速さは強い組織づくりに欠かせません。
自分や他人を否定することが減った
自分や他人の特性を知ることで、ある種の「あきらめ」がつくようになったのも、EGを導入してよかったことです。
例えば、自分は赤潜性なのであまり他人の感情とかは気にしないことが多いです。
たまにデリカシーがないと言われることがあります笑
なので自分はそういうものだとあきらめが付いているので、
「うっかり人を怒らせないように気をつけよう」と意識することができてます。
そして「欠点」でないので、自分の個性として「他人を気にしない」ということに否定的なイメージはないです。
ところが、これを「欠点」として捉えてしまうと、
自己否定して「なんで自分はこうも駄目なんだ...」と考え込んでしまいます。
これは他人に対しても同じことで、他人の顕性が分かれば
「この人はこういう思考特性だから自分と同じように出来なくても仕方ない」と考えられるようになります。
「野々宮はよく脱線してすぐ違うことをするから困る...」とよく言われましたが、
EGを導入してからは、「黄色い(コンセプト型)だから仕方ないよね」とあまり言われなくなりました笑
EGに興味を持ったあなたへ
どこで診断できるの?
さて、EGについて簡単に説明しましたが、なんとなくわかりましたでしょうか?
「私も自分の特性を知りたい!」と思ったと思います。
しかし、残念ながら個人では診断ができません!
しかも有料です!無料の動物占いとは違います...!
なので、正確な自分のプロファイルは診断を受けないとわからないので、
興味を持った方はエマジェネティクスの公式サイトより申し込みするか、
あなたの上司にお願いするしかありません。
内定した方には受けて頂く予定です
ちなみに、エンジョブに入社される方には入社して早い段階でプロファイルを作成して頂くようになります。
新入社員のあなたは、入社してすぐに全社員の行動特性がわかるので、
「この先輩にはこういう特性があるのか」とすぐに分かるようになるし、
逆に先輩もあなたの特性が分かっているので、指導や仕事の依頼がスムーズに行くようになります。
つまり、どんな特性の方が来ても、人間関係で悩むことはありません。
ぜひぜひ、ご応募お待ちしてます。