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スタッフブログ

Staff Blog

自ら考えて行動し、成長し続けることを目指すエンジョブ社員のブログです。
大切なのは日々のちょっとした気づきや学びの積み重ね。
「仲間と、そしてブログを見てくださっている方々と共に成長したい!」そんな思いを込めて社員一人ひとり書いています。

エンジョブの神器・経営計画書

野々宮雅人

~前回のあらすじ~
「この人採用しようかどうか迷ってるんだけど...」と幹部社員に相談を持ちかけてきた社長。
しかし、幹部社員は反対するが、社長はそれでもなお迷っていた。
そんな2人のやりとりを見て野々宮が「これを見て下さい」と持ってきたものとは...。
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普段からあまり悩んでなさそうなあいちゃん

経営計画書とは

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これが経営計画書だ!

エンジョブの経営戦略がすべて書かれた、社員必携のアイテムです。大きさは手帳サイズで持ち運びしやすいですが、社外秘なので持ち運びはほとんどしません。

経営計画書をはじめて作成したのが2年前で、この経営計画書が出来てから社内でも様々な良い変化が起きました。

社員であれば誰でも読める

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置き場所を決めて一目瞭然にして、紛失しないようにしている。

この経営計画書はベテランから新人まで社員全員が持っていて、全て同じ中身になっています。

今回、特別に中身を少し見てみましょう!

目次にも意味がある

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巻末のメモページを除いて87ページもある。

これが経営計画書の目次です。いろんな項目がずらっと並んでますが、これにも意味がありまして、より重要な方針ほど手前にきています。

例えば、「運転に関する方針」が「お客様に関する方針」よりも上に位置づけられてますが、これは中身を見てみるとその理由がわかります。

(2) 無理な運転は避け、約束時間に遅れる場合でも眠気があれば仮眠時間を確保する。その場合仮眠前に社長にLINEで報告があれば遅刻責任は問わない。

お客様の元へ車で向かう予定があっても、居眠り運転の危険があるようならお客様より安全を優先しないといけないという事ですね。

「当たり前じゃん!」って思う人もいると思いますが、仕事に真面目な人ほど眠くても我慢してしまいがちなので、はっきりと会社の方針としてお客様より社員の安全を優先すると書いておくことが重要です。

会社の数字がまるわかり

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会社の現在の数値と、未来どうしていくかが見える。

この経営計画書では、現在の会社が持っている売上や経費などの数値についてすべて記載がされてあり、経営状態を新入社員ですら把握できるようになっています。

社員のよくある不安として、「うちの会社、経営大丈夫なん?」とか「今月頑張ったけど売上上がってるのかな?」とかあると思います。上場企業とかであれば公開されているので知り得やすいですが、ほとんどの中小企業は社内の人間ですらなかなか知らないところだと思います。

会社のルールもまるわかり

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社内イベントについても経営計画書には細かく記載されている。

先程例であげた「運転に関する方針」など、社内ルールについてもこの経営計画書に詳しく記載されてあります。

例えば、「採用に関する方針」。その中の一つに「社員が反対する場合は採用しない」という記述があります。ということで、冒頭に出てきた方は社長が悩んだものの、経営計画書に従って残念ながら断りになりました。

社員が会社の方針を確認するためにも経営計画書は重要ですが、社長自身も日々迷うことがあるので、社長が行動を決める時にも経営計画書に書かれたことは非常に重要な指針となっています。

経営計画書があってよかったこと

社員の声

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ベテラン社員の一人、酒井は静かに語る。

「経営計画書が出来てから、社内のルールがわからなくなって時に、あちこち調べる時間と手間がなくなりましたね。
最近だと、エアコンをつける基準ですね。以前は誰が担当者かも決まってなくて、気づいた人が適当に空調管理してました。
今は天気予報が何度であれば誰が付けるとか明確に書かれているので、迷う時間がなくなりました。」

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記念すべき1人目の勤続表彰は、安定感の鬼である酒井であった。

どんな会社でも、社長と経営幹部、上司と部下の考え方にギャップがあって不満が募ることがありますが、その多くは会社の方針が共有されていないことだと考えています。

空調のことでも、「節約するから多少暑いのは我慢すべきだ」と考える人もいれば、「つけるか迷うくらいならつけるべきだ」と考える人もいるので、方針が決まってなくて共有されていないと調べたり考える時間を無駄に使ってしまいます。

経営計画書があることは、時短にもつながっているのです。

幹部社員の声

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経営幹部の一人、齋藤は喜びを隠せないタイプだ。

「出来た時は、ついにきたか~って思いましたね!今まで会社の数字って知る機会がなかったので、毎月売上や経費を書き込みする機会が出来て、へーこんなことなってるんだ~と気づく機会が出来たのがよかったですね。」

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毎月、売上や人件費などリアルな数値を書き込みしている。

「あとは、見た目がかっこいいから持ってると様になりますね(笑)今まで会社の方針など書かれたものってなかったので、経営計画書があるとしっかりした会社だなって思います。
銀行さんに訪問する時も持っていきますが、社員の私でも会社の方針や数字を説明できるようになったのは大きな変化だと思いますね。」

いつだれが作っているのか?

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三人の課長

経営計画書は決算期に合わせているので、毎年8月に新しいのが作られます。つまり、来期の経営計画書は8月に向けてそろそろ作り始めないといけません。

これまでは社長が作ってましたが、なんと来期は課長が作ります。私も参加します。

経営計画書の作成は社外で合宿形式で行うのですが、その1回目がなんと明後日からです!まさか自分が、会社の1年間の方針を決めることに携わるとは、入社した当時思いもしませんでした。

緊張して眠れないかも...ドキドキ。